朝令暮改でいいじゃないか―北川正恭の革命

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  • サイズ B6判/ページ数 159,/高さ 19cm
  • 商品コード 9784569612522
  • NDC分類 318.256
  • Cコード C0030

出版社内容情報

  国に「依存」する地方から「自立」「主張」する地方へ。原発問題における決断で注目を集める県知事が、国と地方のあり方を提示する。  本年二月、三重県の北川正恭知事による「芦浜原発計画を白紙に戻す」という発表は世間の耳目を集めた。三十七年間、地元の対立、混乱の末、「推進」でも「凍結」でもなく、「白紙」に行き着いた思考、決断はいかにして生まれたのか。▼時代の変わり目には、風雲児的な活躍によって変革の道筋をつける人物が現れる。しかし、そうした変革者は時代の一歩も二歩も先を走っているため、同時代人の目には異色に映る。▼著者によれば、北川正恭は衆議院議員の頃から異色の存在であり、状況を「変える」ことに独特の嗅覚とシナリオを持っていた、という。中央で磨いた剣が、いま「北川革命」ともいうべき世直しを推し進めており、地方から日本を変える試みが次第に奏効しつつある。▼変化の激しい時代には、失敗を恐れて踏みとどまってはならない。状況の変化により、朝言ったことを撤回し、リカバーに努めることもあろう。政界のご意見番が「変革者」の理念と素顔に迫る。  ●第1章 中央から地方へ??国を変えるための決断 ●第2章 山が動いた??役所、役人の体質は変えられる ●第3章 北川革命の真髄??旧来の価値観を「白紙」にする

内容説明

失敗することを恐れては地方も国も変わらない。芦浜原発計画を白紙撤回した三重県知事の大いなる挑戦。

目次

第1章 中央から地方へ―国を変えるための決断(芦浜原発計画「白紙」の真意;知事選出馬のいきさつ;時の体制を向こうに回しての選挙 ほか)
第2章 山が動いた―役所、役人の体質は変えられる(役人文化の「文化大革命」;「絶対できない」という思い込みを直させる;ビルドするためのスクラップ ほか)
第3章 北川革命の真髄―旧来の価値観を「白紙」にする(本当の行政改革とは何か;地方公務員・三百二十万人の思考を動かす;日教組問題に対する中途半端な解決はありえない ほか)