出版社内容情報
「メリーさんの羊」「ロンドン橋」など、時代を超えて歌い継がれている伝承童謡の数々。英米人の“心の故郷”を辿り、その魅力を探る。 英語圏に住む人なら誰でも知っているマザー・グースの唄の数々。「ロンドン橋」「メリーさんの羊」「きらきら星」など、日本人にも馴染みのある童謡は多いが、意外にマザー・グースと知らずに育っているのではないだろうか。 本書では、マザー・グースの“二つの謎”に迫る。一つは、伝承童謡であるマザー・グースがなぜこれほど影響力をもって息長く、時代を超えて歌い継がれてきたのか。もう一つは、アメリカの人々の生活にどのように取り入れられ、受け止められているのか。 最近グリム童話が話題となったが、マザー・グースにも実は残酷な唄が多い。本書ではアメリカ人の「無意識」の心理にもスポットをあてながら、マザー・グースの膨大な唄の“蔵”をひもとき、人気の秘密を探る。 聖書、シェークスピアと並び、英語圏の人を理解するには必要不可欠の教養といわれるマザー・グースの唄。その不可思議な面白さ、奥深さの虜となりそうな一冊。
内容説明
「ロンドン橋」「メリーさんの羊」「きらきら星」など、代表唄の数々を紹介しながら、アメリカ人の心象風景を描き出す。
目次
第1部 子供の世界のマザー・グース(アメリカ人が共有する“記憶”の蔵;“無意識”の中に生き続ける)
第2部 マザー・グースの謎(謎に包まれた諸説;口承唄の伝統―日本のわらべ唄との比較;韻(ライム)とナンセンスの唄)
第3部 現代に生きるマザー・グース(日常生活に見られる代表唄;大人の世界のマザー・グース)
感想・レビュー
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しゅー
Akiko Koizumi
キュウ