PHP新書<br> 国際金融の現場―市場資本主義の危機を超えて

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国際金融の現場―市場資本主義の危機を超えて

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  • サイズ 新書判/ページ数 203p/高さ 18cm
  • 商品コード 9784569603414
  • NDC分類 338.9
  • Cコード C0230

出版社内容情報

  金融破綻、ビッグバン、世界恐慌の可能性等、金融・経済の激動の本質を「ミスター円」が鋭く分析し、世界の中であるべき日本経済を問う。  1997年夏、タイに始まった国際金融危機はロシアに及ぶにいたって、欧米をまきこむ<世界的な資本主義の危機>への展開を見せた。極端にグローバル化し、バーチャル化したマーケットのかつてない荒々しさの中で、各国経済は激しく揺れ動く。この歴史的「危機」」の本質とは何か? 世界資本主義の爆走は食い止めることができるのか? 日本はグローバリゼーションの波にいかに臨むべきなのか? ヘッジファンドの雄たちが巨額損失を出し、市場が荒れ狂う国際金融の現場を現職大蔵財務官「ミスター円」が鋭く分析・洞察し、国際金融システム再構築の方向性を探る。 ●第1章「経済政策の現場」 ●第2章「改革とは何か」 ●第3章「アメリカとの付き合い方」 ●第4章「実務家の条件」 ●第5章「グローバリズムの光と影」。 「実務家はつねに楽観的でなければならない。そのことによってのみ事態を好転させることができるのだ」という現職財務官の覚悟と洞察。  

内容説明

1997年夏、タイにはじまった国際金融危機は、ロシアに及ぶにいたって、欧米をまきこむ世界的な「資本主義の危機」への展開を見せた。極端にグローバル化し、ヴァーチャル化したマーケットのかつてない荒々しさのなかで、各国経済は激しく揺れ動く。この歴史的「危機」の本質とは何か?世界資本主義の暴走は食い止めることができるのか?日本はグローバリゼーションの波にいかに臨むべきなのか?国際金融の荒波に立ち向かう現職大蔵財務官の覚悟と洞察。

目次

第1章 経済政策の現場
第2章 「改革」とは何か
第3章 アメリカとの付き合い方
第4章 実務家の条件
第5章 グローバリズムの光と影

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

KAZOO

95
ミスター円と呼ばれた元財務官の榊原さんのご自分の経験をかなり克明に振り返ったものです。大蔵官僚としては理論家であり、しかも弁が立つのでこの人ほど財務官として適任の人はいなかったと思います。この本を読むと、英国がEUから脱退して何であたふたしているのかと思います。まだまだ、2年以上もあるのに、市場はこれで一儲けをしようとするファンドなどが暗躍しているのでしょう。マスコミも騒ぎすぎです。安倍首相もなぜあんなにヒステリックに対策を尽くすといわなければならないのでしょうか?2016/06/23

みい⇔みさまる@この世の悪であれ

1
☆×3.0…そういえば昔にアジアでそんな出来事がありましたねぇ…投機と言うものは結局はお金儲けですから…やはり槍玉に挙げられているのはマスコミと言う代物、この時代からやっぱりダメなメディアみたいですね。2011/08/22

t04894ty

1
つい10年前にはアジア危機とかあったんだな。2008/10/25

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