PHP文庫<br> 挑めばチャンス逃げればピンチ

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PHP文庫
挑めばチャンス逃げればピンチ

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  • サイズ 文庫判/ページ数 229p/高さ 15cm
  • 商品コード 9784569579979
  • NDC分類 335.04
  • Cコード C0134

出版社内容情報

「樋口流」逆境を乗り越える強い組織の作り方。

安宅産業事件、アサヒビールの低迷……。幾多のピンチを卓越した経営手腕で乗り越えてきた樋口氏が、危機に強い組織の作り方を熱く語る。

「逆境や危機のときにこそ大きなチャンスに恵まれる」……。樋口廣太郎の経営哲学はこのひと言に凝縮されているといっても過言ではない。

▼旧住友銀行時代には吹原産業事件や安宅産業事件などの巨額な詐欺事件、不良債権問題に直面しながらも、陣頭指揮をとり、危機を未然に防ぐ。アサヒビール社長に転じてからは、瀕死の状態にあった組織を甦らせ、チャレンジする会社へと変貌させる。

▼本書は、一歩間違えば自社の経営問題にも発展しかねない状況を、常に前向きな発想で克服してきた樋口の、卓越した経営手腕に迫る実践的経営書である。

▼「最悪の状況で最も重要なことは、悪い情報を集めること」「集めた情報をパートタイマーにも共有し、全社あげて再生への意識を高めること」などは幾多の危機を乗り越えてきた樋口の言葉だけに説得力がある。しかし、これができない企業が多いのだ。経営者のみならずビジネスマンにも是非読んで欲しい一冊である。     

[1]危機を乗り越えることこそ人生 
[2]解決への「智慧」を生む法 
[3]成功するまでやり抜く戦略 
[4]人を動かし、組織を動かす 
[5]危機を越える組織をいかにして創るか

内容説明

樋口広太郎が社長に就任した時のアサヒビールは、毎年30~40億の資産を売って食いつなぐ、瀕死の企業だった。しかしそれからアサヒビールはシェアを伸ばし、わずか10余年で業界のトップ企業になる。その背景には樋口の指導力によって“積極果敢に挑戦する組織”に生まれ変わった事実があった。本書はアサヒビールを奇跡的復活に導いた樋口が「ピンチをチャンに変える経営」を語った本である。

目次

1 危機を乗り越えることこそ人生(危機と逆境が私を育ててくれた;波乱こそ我が道程)
2 解決への「智慧」を生む法(「おかげさま」で危機を乗り越える;いかにして重要情報を引きつけるか ほか)
3 成功するまでやり抜く戦略(逆境をアドバンテージに変える発想の転換;行動こそ最大の戦略 ほか)
4 人を動かし、組織を動かす(社員の志気をいかに高めていくか;リーダーとして為すべきこと ほか)
5 危機を越える組織をいかにして創るか(強い企業に必要なものは何か;いい企業にはすぐれた企業文化がある)

著者等紹介

樋口広太郎[ヒグチヒロタロウ]
1926年、京都生まれ。京都大学経済学部卒業後、住友銀行(現・三井住友銀行)に入行。常務、専務を経て、82年副頭取。86年アサヒビール社長に就任。92年会長、99年名誉会長、2003年3月より相談役。政府の経済戦略会議議長、産業競争力会議委員、内閣特別顧問を歴任
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