出版社内容情報
アングロサクソン型原理の本質を暴く力作評論。
アングロサクソン型の政治・経済システムが日本をダメにする! 市場万能経済の本質を見抜き、日本社会が向かうべき方途を示す力作評論。
1998年の金融ビッグバン以降、日本はアメリカを手本としたアングロサクソン型資本主義を急速に導入しようとしている。しかしこれは、日本自らが衰退への道を進もうとしている、実に危険な選択なのだ。なぜならこの選択は、資本主義の名を借りながらアングロサクソンが作り上げた海賊的経済システムを、そのまま輸入することにつながるからである。
▼本書は、アメリカ生まれでかつ、日本での企業経験が30年余りにおよぶ著者が、一部の資本家がさらに富めるようになる海賊的システムが、特にアメリカにおいて、どのように発生し、運用されているかを具体的に示しつつ、なぜそのシステムが人間を不幸にするかを論理的に解説している。
▼また一方で日本に対して、いかにアングロサクソン型の資本主義が日本にあわないかを明快に説きながら、独自に築いてきた「みんなで共に豊かになる社会システム」へ再度立ち戻るべきだ、と提言する著者渾身の力作評論である。
[プロローグ]「産業革命の終わり」がもたらす日本の不況
[1]アングロサクソンが生んだ人間を不幸にするシステム
[2]資本主義は帝国主義的略奪をもたらす
[3]金権主義国アメリカの400年
[4]「民主主義」という名の「金権主義」
[5]日本人が幸福になる社会へ
[エピローグ]「日本人を幸せにする企業経営」をめぐって
内容説明
金融ビッグバン以降、日本は規制と累進課税の緩和等、アメリカが推進する資本主義システムを盲目的に取り入れてきた。しかしこれは、一部の人間が富の集中を図るために創った海賊的システムを、そのまま輸入することにつながる危険な選択だ。本書は日本での企業経営30年余りの経験を持つ著者が、市場万能経済への警鐘を鳴らし、日本人が幸福になるための方途を具体的に示した力作評論である。
目次
プロローグ 「産業革命の終わり」がもたらす日本の不況
1 アングロサクソンが生んだ人間を不幸にするシステム
2 資本主義は帝国主義的略奪をもたらす
3 金権主義国アメリカの四〇〇年
4 「民主主義」という名の「金権主義」
5 日本人が幸福になる社会へ
エピローグ 「日本人を幸せにする企業経営」をめぐって
著者等紹介
トッテン,ビル[トッテン,ビル][Totten,Bill]
1941年カリフォルニア州ロングビーチ生まれ。南カリフォルニア大学で経済学博士号を取得。72年日本にて株式会社アシストを設立。代表取締役に就任。コンピュータソフト業界屈指の会社に成長させた
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