出版社内容情報
「進化論」を超えた最先端科学のパラダイム。
生物学の基本として捉えられてきた進化論が、ヒトゲノムの解読、クローン技術で揺らぎだした。科学の最新パラダイムを解き明かす一冊。
人類の祖先はいつ誕生したのか? 恐竜はなぜ滅びたのか? 生物の進化の謎はわれわれの好奇心とロマンを常にかきたててくれる。
▼本書は、ダーウィンの「進化論」を中心に、近年、次々と登場する新進化説との比較検討を交え、「進化論」の現在と今後の展望を、やさしい語り口で解説した進化論の入門書である。
▼本書で、「ダーウィン進化論は進化論であるかもしれないが、サイエンスとしての進化論は、これからさらに進化していく」と、著者の一人である中原は言う。そして、新しい進化論やダーウィン進化論を比較することによって、進化論そのものを淘汰していくかどうかは、今後のわれわれの進化論への取り組み方にかかっていると言う。
▼内容はサブタイトルの文句のとおり、ダーウィン時代から最新学説までを網羅。すべての小見出しが質問型で読みやすく、キリンの首を長くしたのはウイルスだったなどという説の紹介もあり、文系人間にも充分楽しめる一冊だ。
●第1章 進化論の話をはじめる前に
●第2章 ダーウィンが考えついた進化論とは
●第3章 ダーウィンとメンデルが会っていたら
●第4章 進化論の新しい流れ
●第5章 ドーキンスが考えついた利己的遺伝子
●第6章 ウイルス進化説で進化を考える
●第7章 DNAが明らかにした進化の謎
●第8章 進化に明るくなる雑学辞典
●第9章 人間の社会も進化している
内容説明
人類の祖先はいつどこで誕生したのか、恐竜はなぜ突然滅びてしまったのか、キリンの首はどうして長いのか…生物の進化の謎は私たちの好奇心とロマンを常にかき立ててくれる。本書は、ダーウィンの「進化論」を中心に、近年続々と登場する新しい進化説との比較検討をまじえ、「進化論」の現在と今後の展望をやさしい語り口で解説。理系は苦手という人にもお勧めの入門書の決定版。
目次
第1章 進化論の話をはじめる前に
第2章 ダーウィンが考えついた進化論とは
第3章 ダーウィンとメンデルが会っていたら
第4章 進化論の新しい流れ
第5章 ドーキンスが考えついた利己的遺伝子
第6章 ウイルス進化説で進化を考える
第7章 DNAが明らかにした進化の謎
第8章 進化に明るくなる雑学辞典
第9章 人間の社会も進化している
著者等紹介
中原英臣[ナカハラヒデオミ]
1945年、東京都生まれ。東京慈恵会医科大卒。1977年から79年まで、米国セントルイス・ワシントン大学でバイオ研究に従事したのち、山梨医科大学助教授を経て、現在、山野美容芸術短期大学教授。医学博士。専門は衛生学、進化論。ニューヨーク科学アカデミー会員
佐川峻[サガワタカシ]
1944年、東京都生まれ。早稲田大学理工学部応用物理学科卒。1969年より3年間、旧西ドイツのマールブルク、ゲッチンゲン両大学で素粒子論を研究。科学評論家
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感想・レビュー
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