出版社内容情報
言葉の語源や本来の意味を解くおもしろ雑学。
たとえば
[秋波]って、どんな波? ふだん何気なく使っている言葉の本来の意味や語源を楽しく解説。眼からウロコが落ちる日本語雑学。
「小春びより」とは一体いつのことをいうのか。あるいは、雲一つない晴天を「日本晴れ」というが、どうして「日本」なのか。さて分かりますか? ふだん何気なく使っている日本語でも、このように改まって訊ねられると、意外と答えられない言葉は多い。そんな知ってるようで知らない語句を、本書は楽しく解説するものである。
▼語句は、二つの方向から取り上げている。一つは、これはどんな意味?という語句である。たとえば「緑の黒髪」という語句がある。髪を修飾するのに緑と黒という色の矛盾はどう理解したらよいのか、という場合。もう一つは、前述の「日本晴れ」のように、語句の意味は分かっていても、なぜ「日本」というのか、という場合である。いずれも、語句ができた背景にまで遡って解説しなければならず、言わば、日本語の語源辞典でもある。
▼堅苦しい説明はさけ身近な例を使って易しく解説してあり、読めばつい人に話したくなる楽しい辞典である。
●第1章 人の体にかかわる日本語
●第2章 男と女をめぐる日本語
●第3章 動植物にまつわる日本語
●第4章 自然にかかわる日本語
●第5章 衣食住をめぐる日本語
●第6章 喜怒哀楽にまつわる日本語
●第7章 幸・不幸についての日本語
●第8章 薀蓄と含蓄の日本語
●第9章 話題を楽しく盛りあげる日本語
●第10章 なるほどと合点がゆく日本語
●第11章 言葉の通人になれる日本語
●第12章 底ぬけに奥が深い日本語
内容説明
たとえば「秋波」ってどんな波?あるいは雲一つない「日本晴れ」はどうして「日本」なの?ふだん何げなく使っている日本語でも、はっきりと意味をつかんでいない言葉は意外と多い。ときには誤解していて恥をかくことも。本書は、そんな言葉の正しい意味や用法を、語源にまで遡って楽しく解説。日本語に強くなると共に、会話表現の幅がグンと広がる日本語辞典である。
目次
第1章 「口八丁手八丁」「二の腕」…人の体にかかわる日本語
第2章 「小意気な女」「どら息子」…男と女をめぐる日本語
第3章 「花を持たせる」「極楽とんぼ」…動植物にまつわる日本語
第4章 「小春びより」「上の空」…自然にかかわる日本語
第5章 「しもた屋」「茶々を入れる」…衣食住をめぐる日本語
第6章 「もっけの幸い」「青息吐息」…喜怒哀楽にまつわる日本語
第7章 「元の木阿弥」「四六時中」…幸・不幸についての日本語
第8章 「醍醐味」「琴線に触れる」…蘊蓄と含蓄の日本語
第9章 「犬馬の労」「座右の銘」…話題を楽しく盛りあげる日本語
第10章 「月下氷人」「太鼓判を押す」…なるほどと合点がゆく日本語
第11章 「小半時」「舌代」…言葉の通人になれる日本語
第12章 「弁当箱」「鼻薬を効かす」…底ぬけに奥が深い日本語
著者等紹介
柴田武[シバタタケシ]
1918年、名古屋市生まれ。東京大学文学部卒業。国立国語研究所勤務を経て、東京外国語大学、東京大学、埼玉大学の教授を歴任。専攻は方言地理学、社会言語学。現在、東京大学名誉教授。著書に『社会言語学の課題』『日本語の方言』、共著に『ことばの意味』など多数
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感想・レビュー
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juunty
めばる
1977年から
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