PHP文庫<br> 柳屋お藤捕物帳

PHP文庫
柳屋お藤捕物帳

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  • サイズ 文庫判/ページ数 298p/高さ 16cm
  • 商品コード 9784569574714
  • NDC分類 913.6
  • Cコード C0193

出版社内容情報

艶・侠・快の傑作娘捕物帳が大活字で登場!  江戸三大美人の一人・柳屋お藤が、冴える推理と真伝鬼倒流柔術をもって、次々に起きる怪事件を見事解決。艶・侠・快の傑作娘捕物帳。  本書の主人公は<笠森お仙>とともに江戸二大美人に数えられる柳屋お藤。十七歳の娘盛りにして、真伝鬼倒流の柔術を遣い、冴える推理で怪事件を次々に解決していくお侠なレディである。相棒として登場するのは岡っ引の五郎八。顔も躰も真ン丸で、曲がったことが大嫌いな好漢だが、早とちりがたまにきず、もちろんお藤にホの字の独り者、と、往年の捕物帳を彷彿させる設定となっている。▼本書には四話が収められている。ある朝、旗本屋敷の門前に若い娘の生首が置かれていたという猟奇殺人の「処女の生首」事件、幼少の頃に行方不知になった大店の跡取り息子が、十三年後に突然二人も帰って来たという「二人の許婚」事件、筆屋の女主人の密室殺人「鮮血の湯殿」事件、そして、お藤や五郎八の目の前で起こった薬種問屋主人の毒殺「心の毒」事件である。それぞれに手の込んだトリックが仕掛けられ、謎解きの妙とスリルと艶が存分に楽しめる、娯楽作品である。  ●一番手柄??処女の生首 ●二番手柄??二人の許婚 ●三番手柄??鮮血の湯殿 ●四番手柄??心の毒

内容説明

金龍山浅草寺境内の“お箸銀杏”の下、本柳屋という楊枝店で働くお藤は、江戸二大美人に数えられる器量よし。聡明で気立てもやさしいとくれば江戸中の人気者。ところが彼女、真伝鬼倒流の柔術をつかい、六寸の竹楊枝を武器に悪に立ち向かうお侠なレディなのである。このお藤と、顔も躰も真ン丸の“布袋の親分”こと五郎八が次々と起きる怪事件に挑んでゆく。気鋭の時代作家が放つ痛快娘捕物帳。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

松風

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笠森お仙と並び鈴木春信の美人画に描かれた柳屋お藤が難事件を解決する。お仙や春信も登場。つるりと読める。狂言回しの五郎八親分もいい。「柳屋お藤捕物暦」も読みたい。2012/05/31

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