PHP文庫<br> ドキュメント太平洋戦争への道―「昭和史の転回点」はどこにあったか

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ドキュメント太平洋戦争への道―「昭和史の転回点」はどこにあったか

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  • サイズ 文庫判/ページ数 389p/高さ 16cm
  • 商品コード 9784569572604
  • NDC分類 210.7
  • Cコード C0130

出版社内容情報

敗戦までの15年間を克明に描くドキュメント  昭和5年の統帥権干犯から満州事変、二・二六事件、真珠湾攻撃など、戦前の昭和のターニングポイントを克明に描く歴史ドキュメント。  歴史の真相を探るとき、そこには必ず「そこに至るまでの過程」と、「その原因となった火種」を見出すことができる。昭和16年12月8日未明の真珠湾奇襲に始まる太平洋戦争開戦にも、もちろん「そこに至るまでの過程」があった。本書は、日本がなぜ、太平洋戦争開戦を決定するに至ったのか。その過程を克明に描いた歴史ドキュメントである。 一般的に「太平洋戦争への道」といえば、満州事変から論じられることが多いが、著者は「“海軍がなぜ開戦にノーといなかったか”遠因をさぐるため」に、あえて昭和5年のロンドン海軍軍縮条約批准をめぐる統帥権干犯問題を第1章においている。それは、「複雑に絡んだ昭和史の謎を解く鍵は統帥権という“魔物”にある」からだという。 手記や資料から歴史的事実のみを徹底的に拾い出しつつ、11年間におよぶ昭和史の転換点をドラマのように活写した文章は、長年『文藝春秋』の編集に携わった者の芸そのものである。  

内容説明

昭和5年のロンドン海軍軍縮条約批准をめぐる統帥権干犯問題、満州事変、二・二六事件、日中戦争、ノモンハン事件、日独伊三国同盟、そして真珠湾攻撃…。日本は、なぜ“太平洋戦争への道”を歩んでしまったのか!謎が複雑にからみあう昭和史に光をあて、多くの手記や資料から歴史的事実のみを拾いだし、開戦を決定するまでの11年間の歩みを克明に活写する。

目次

第1章 ドキュメント統帥権干犯―分裂した帝国海軍
第2章 朝日新聞と満州事変
第3章 ドキュメント二・二六事件―雪の四日間
第4章 日中戦争の発端となった一発の銃声―蘆溝橋事件前後
第5章 昭和十四年夏―ノモンハン
第6章 ドキュメント日独伊三国同盟
第7章 バスに乗った海軍―対米強硬論が制す
第8章 四つの御前会議―かくして開戦は決定した
第9章 山本五十六と真珠湾攻撃―講演の速記に基づいて
第10章 「太平洋戦争」は誰が名付けたのか

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

ヴェルナーの日記

63
著者・半道一利氏は、戦記ものを書かせれば屈指の作家。膨大な資料とインタビューなどなど、裏付けされた知識が豊富で作品に十分な真実味をあたえる。本作品は、ロンドンの軍縮会議から、太平洋戦争の終端まで扱っていて、当時の日帝が泥沼の戦争へと踏み込んでいく状況が、陸海軍上層部と時の政府のやり取りが克明に描かれている。読みがいのある作品で、戦記ものが好きな方は、一読をお勧めする秀逸な作品である。2015/10/17

まりにゃ

6
“太平洋戦争”という呼び名は、てっきりアメリカGHQが命名したものと思っていましたが、そうではなく、真珠湾攻撃直後に日本海軍が主張した呼び名だそうです。陸軍にとっては“大東亜戦争”であっても、海軍にとっては、あくまでも“太平洋戦争”だったと・・・。いかに対米戦争への覚悟が悲壮で、重圧であったか推して知るべし。今年は、戦後69年。扇情的なナショナリズムが最も恐ろしいということを、歴史から学び、日本国民の理性を問われる年になるかも知れないと危惧しています。2014/02/04

1SSEI

3
日本がいかにして太平洋戦争へと邁進していったのかを重大事件を中心としてそれらの因果関係、あるいは全く予期せぬ要因なども含めて詳細に記される。その時々の会話のニュアンスまでを把握している取材力にはとにかく圧倒される。とりあえず、この時代を知る上でこれさえ読んでおけばOKと言えるレベルに徹底した取材と考察だと思う2017/01/31

ウッチー

3
満州事変から太平洋戦争に至るまでの昭和史を、何故戦争は止められなかったかという視点で切り取った本書。敗戦するという結果が分かっているため、戦争が回避出来そうなチャンスが訪れる度、反戦派を応援してしまうが、日本が戦争に勝っていれば、私の感覚も180度変わっていたのかもしれない。天皇陛下に実権がなかったという事は理解できた。太平洋戦争関連の本はもう飽きたので、当分読まない。2014/11/25

Terry Knoll

3
なぜ 国力が10倍以上も違うアメリカに対して開戦を決定したのか? 10章に分けて述べてあります。 中国進出への制裁で石油輸出禁止される。 資源確保するため、当時、アメリカ・オランダなどの植民地だったアジア南部へ侵攻したいが、米国などを刺激・開戦になる。このままでは国内の工業資源がなくなる。進めば戦争と言うジレンマ。 ここまでくれば、政府が中国から撤退・開戦回避となっても、クーデターが起きて和平派一掃されたのでは? 「大きな政治的決断は先送り・最悪の事態にならないと気がつかない」って今の政府と同じ??2012/02/22

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