対談 杉浦日向子の江戸塾

対談 杉浦日向子の江戸塾

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  • サイズ B6判/ページ数 219p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784569557274
  • NDC分類 210.5
  • Cコード C0095

出版社内容情報

  熊さん・八さんも、銀しゃり食べて朝から酒を飲んでいた。江戸風俗研究家と六人の仲間がタイムスリップ、ワンダーランド江戸に遊ぶ。    

内容説明

江戸風俗研究家・杉浦日向子が、六人の仲間とともに、「ワンダーランド江戸」を案内します。

目次

第1章 食&酒―銀しゃり食って、酒は甘口(宮部みゆき;北方謙三)
第2章 化粧&ファッション―渋めで勝負、赤で決める(北方謙三)
第3章 女たち―かかあは床の間に飾る「山の神」(山崎洋子;田中優子)
第4章 恋&愛―色事は、四十からがおもしろい(北方謙三)
第5章 旅&信仰―お祈り三昧の日常生活(宮部みゆき)
第6章 遊びごころ―金儲けは二の次、三の次(石川英輔)
第7章 暮らし―「半七」がたたずんだ町(高橋義夫)

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

カザリ

46
おもしろいんだけど、あんまり江戸通になってしまうのもいかがなものかと思ってきた。。ここらでやめておこう、、というぐらい深くておもしろい。2017/05/22

ドナルド@灯れ松明の火

39
杉浦さんの対談集。杉浦さんの言葉の端々に江戸の奥深さがうかがえる。 節分では、正しくは「厄は外」3回、「福は内」2回で、福は来年に一つ取っておく。なぜなら江戸では鬼も庶民に神様として拝まれていた為(鬼子母神) 江戸のハイテクは人を驚かすために使われ実利には向けなかった。茶運び人形、二丁天符掛け時計などがいい例。要は遊びの精神溢れるエコで文化的な町だった、江戸時代の文化から再度学ぶべき時期に来ていると感じた。お薦め2015/10/18

tama

16
図書館本 書架で偶然 眼休めで 巻末の著者紹介で「隠居」と書いてあるから既に発病していたのだろうな。病名まで知ってたかどうかは分からんが。1991~97までの対談だが、溌溂としている。三行半を書いて出て行くのは必ず男の方。家はかかあに付いてるものだから。庶民のかかあにとって三行半は再婚許可証だから必ずもぎ取っておかないと。ってのが凄い。実利的生産は野暮。江戸時代には資本主義的発想が希薄だったわけね。江戸時代のままずっと来てたらどんな日本になってたろうなあ。2021/06/16

コスヤ

14
杉浦さんの江戸の話大好き。どれだけの杉浦さんの本が出ているのか把握していないので、これを図書館で見つけて借りのだけど読んだことのある本でした。でも面白かった。忘れるって悲しいけど、もう一度新鮮に喜べる!と前向きに考える。息子に江戸時代の扇風機の絵を「見て見て!凄いなぁ」って見せたら、前に見せてもらったと言われた。ママは何回も驚く事が出来るのよ!2014/05/19

Masa

9
図書館で発見、借りる。杉浦日向子の本は大好きで随分所有もしているのだが、これは未読。図書館パトロールの甲斐あり。1997年初版の、宮部みゆきや北方謙三らとの江戸にまつわる対談集。学校で習った、士農工商の身分制度で窮屈で、年貢を納めて食うものも無く年がら年中百姓一揆、って江戸時代の概念が吹っ飛びますよ。現代より女性、かかあが輝いていた時代。世界一の大都会、江戸の町での人々の暮らしが如何に粋でエコであったかが良くわかる、とても楽しい本でした。2014/11/12

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