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出版社内容情報
信条は楽しく美しいノーマリゼーション。痴呆の母の在宅介護とキャリアの両立に奔走する日々をありのままに綴る。静かな感動を呼ぶ一冊。
目次
第1章 母のボケはこうして始まった
第2章 わが家の在宅介護最前線
第3章 人の輪が広がる
第4章 老人と共に生きる
第5章 ママは最後の家族―六年目の今
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
Akira Kumoi
2
先日のカレッジで講演いただいた藤原さんの本を、その場で3冊買い求めたのですが、その藤原さんからこの本を特に勧めていただいたので最初に読みました。お母様の在宅介護についての記録なのですが、悩んだり、どうしようと思ったとき、お母様とのやりとりで嬉しく思ったときのことなど、その時々の気持ちが、藤原さん自身の言葉でイキイキと書かれていたこともあって、目の前で直接お話を伺っているようでした。両親がともに70歳を過ぎたいま、この本に出会えて良かったです。2016/04/02
ヤナギ
1
在宅介護を手抜きをせず看取るまで続けることは並大抵の事ではないと思う。しかし、それを働きながら続けた事は素晴らしいと思った。母親思いという点に胸を打たれた。2007/06/26
kishikan
1
筆者は、銀座和光の女性部長という輝かしいキャリアを持ちながら、母との二人暮らしを続けてきた。その母が痴呆(今でいう認知症)になってしまう。まだ介護保険制度もなかった頃の話。その筆者が、地域(東京大田区)での相互扶助制度による介護資源を用いて、家族、仕事、様々な障害を乗り越え、母を看取るまでの仕事と在宅介護の両立生活を行った記録。藤原さんのご苦労は大変だったろうが、彼女の言葉には震えるような感動さえ覚える。