「流行」とは何か―情報消費社会の生態と風景

「流行」とは何か―情報消費社会の生態と風景

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  • サイズ B6判/ページ数 228p/高さ 20X14cm
  • 商品コード 9784569530611
  • NDC分類 304
  • Cコード C0030

内容説明

情報が人々の不安を駆り立て、さらなる消費行動へと向かわせる現代。もはや、人間の身体は過剰な情報を受信し、通過させる一個のメディアと化したのか。「流行」に集う人々の実態を通して時代を抉る気鋭のトレンド・ノンフィクション。

目次

PROLOGUE 僕達は、今や誰もが情報を身体に刻みこんではいないだろうか?
1 自分探しゲームに集う人々(「自分のすべてをさらけ出す」、自己啓発セミナーの吸引力とは;ウエディングベルより貴婦人に、今時のお嬢様はスクール通い;アメリカに行かない留学、外国大学日本校の学生達)
2 新興ビジネスに集う人々(センター街の渋カジ経済学、消費者と生産者の新階級分化が始まる;占い、治療、スプーン曲げ…、今、超能力がビジネスになる;老いのファーストクラス、シルバー億ションは果たして天国か)
3 ブームの誘惑に集う人々(相撲ラバーズの熱い日々、ブームの陰に新日本人観;良識派少年少女ゴルファー達、「オジサン病」の伝染を防げ;少女漫画家の非おたく宣言、フツーの子が「少女」を描く)
4 メディア情報に集う人々(仏教界にニューメディア、最前線を彩る教えの実相とは;普段着感覚でパソコン通信、対話願望が生む私的な宇宙;記号情報を体験で確かめる、2泊3日のTOKYO巡礼)
EPILOGUE 情報消費社会が僕達に及ぼす影響について考えてみよう