マンガ学―マンガによるマンガのためのマンガ理論

マンガ学―マンガによるマンガのためのマンガ理論

  • ただいまウェブストアではご注文を受け付けておりません。
  • サイズ B5判/ページ数 229p/高さ 26cm
  • 商品コード 9784568501988
  • NDC分類 726.1
  • Cコード C0071

内容説明

分析力・洞察力のあるマンガ論。本書はメディア論として汎用性のある読み方もできるし、日本論として深読みも可能だ。

目次

第1章 まず定義から始めよう
第2章 マンガの記号論
第3章 コマの隙間に何がある?
第4章 時間と空間の認知科学
第5章 描線の生態観察
第6章 「見せて、おはなし」
第7章 6つのステップ
第8章 マンガの色彩学
第9章 結論!マンガとは何か?

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

ゲオルギオ・ハーン

31
アメリカのマンガ家によるマンガ論。構造について分解(コマ割りやデフォルメの種類、絵と文章のバランスなど)して、考察していて面白い。アメリカのマンガ家視点なので日本のマンガに慣れた身としては鋭いというより「向こうではそれが主流なのか」と驚く。コマ割りの効果についてアメリカはアクションにばかり利用するが日本はバリエーションが広く、アクションだけでなく場面転換や対象から対象、局面から局面と割とまんべんなく使っている。著者は「なぜ」と首を傾げているがこちらとしては「なぜアクションに特化するのか」と不思議に思う。2023/10/12

タナカ電子出版

15
この本ではマンガについての定義やマンガ家としての著者の15年が集約された研究本でもあります。 私がおすすめなところは3章のところで 、読者が自然とコマとコマとの関係性を補完しながら読みときながらマンガを読むためマンガをとおして作者と読者は協力関係にあるメディアだと教えてもらいました。マンガ家志望の人は読んでほしいです。2018/11/25

テキィ

6
手元に帰ってきたので、再読2010/09/15

テキィ

4
私が会社で作っているのは、あくまでムービーで、マンガではないんだけれど、実写やCG、イラストレーションやキャラクターがかなり入り乱れているので、それらを包括してユーザーにどう届けるかを検証する上で非常に役立つ本だと思いました。次の一手を考えるのに優れた羅針盤となります。 いやホント、単なるマンガ論は超えた、メディア・コミュニケーション論です。 まじオススメ。 でも、絶版! 2008/02/18

テキィ

4
これ、すごいよ。 岡田斗司夫っていまいち良くわからない人ですが、こういう本を日本に紹介してくれるのは、大変ありがたいことです。 60~61ページの三角形のチャートは、とても分かりやすい。うんこれは発明です。 こういう論理的に図解する能力は欧米には負けちゃいますネ。われわれ日本人は。 2007/02/27

外部のウェブサイトに移動します

よろしければ下記URLをクリックしてください。

https://bookmeter.com/books/8862
  • ご注意事項