内容説明
古代ギリシアから20世紀まで、古今東西のあらゆる芸術家、哲学者、思想家、評論家、作家が芸術について語る151篇の「名言」。
目次
出エジプト記
古代の俚諺
ソクラテス
孔子
アリストテレス
オウィディウス
プリニウス
ゼウクシス
ホラティウス
ウィトルウィウス〔ほか〕
著者等紹介
谷川渥[タニガワアツシ]
東京大学大学院博士課程修了。現在、國學院大学文学部教授。美学専攻(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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passenger
8
芸術に対する様々な意見に触れることができる。自分が知らない哲学者をしる一歩になる一冊。ちょっとお値段は財布に優しくないが読んでみる価値はあるといえる。2014/03/09
wanted-wombat
0
古今東西の藝術に関する言葉を集めた書籍。 個人的に印象に残ったのはワイルドの「自然は藝術を模倣する」というもの。古来からミメーシスという概念があるように、普通「藝術は自然を模倣する」と考えられているがそれを逆説的に述べたもの。だが言われてみれば、いくら目の前にあるものでもそれを認識しなければ我々にとってはないのも同然である。同じように自然も藝術によって発見されたという。 他にも、表現=爆発という様に考えられていることへの疑いなど、興味深いものが多い。 何より、著者の能う限り透徹した視点には脱帽である。2012/09/11