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内容説明
人類はこれまで芸術をどのように語ってきたのか。先人が築きあげてきた芸術的思考を探索する71編の旅。
目次
芸術は長く、人生は短し。(古代の俚諺)
ピュグマリオンは呆然と像を眺め、この像に胸の火を燃やした。(オウィディウス)
絵画は人間の影の輪郭線をなぞることから始まった。(プリニウス)
誤って筆を落とし素を点す。因って就きて蝿の状を成す。(張彦遠)
石、金属、木、粘土、蝋を用いる彫刻家(ポリツィアーノ)
人体と照準器とのあいだに格子を置きなさい。(デューラー)
ミケランジェロは、たえまなく解剖術を学び、骨、筋肉、腱、血管の原理やその結合や、人体の多様な動きや仕草を見出すために、人間の皮を剥いだりした。(ヴァザーリ)
技術とは自然に付加された人間である。(ベーコン)
プッサン画伯はカラヴァッジォにまったく我慢がならず、彼は絵画を破壊するために生まれてきた、と語ったものだった。(フェリビアン)
本朝の画は詩の如し。(土佐光起)〔ほか〕
著者等紹介
谷川渥[タニガワアツシ]
東京大学大学院博士課程修了。國學院大学文学部教授。美学専攻(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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