内容説明
本書には居住地周辺の諸集会でおこなった身近な問題での講話を収めた。話のたねは色々だが、どれも煮詰めると「今のこの世の有様をどのように受けとめ、そして何のため如何にこの世を生き抜いていくか」に対する判断と提言です。根底にあるものはたった一つ、この世から戦争をなくしたい、なくさねばならぬという命懸けの志です。言葉の仕事に一生をつぎ込んだ反骨のジャーナリストが「語る」、65億人の一人ひとりへの励まし。
目次
前へ進む道しるべ(前へ進む道しるべ;今、憲法が危ない;ジャーナリズムは死んだか;老いには老いの花が咲く;戦後の日本に思想はあったの?)
むのたけじ平和塾第一期(太平洋戦争の本質は何か;戦後五八年半、歴史の道しるべを学ぶ;民衆と地域の過去・現在・未来;どう行動し、どう結び合うか;反戦平和は人類の土台を清める;社会情勢をいかに正確に判断するか)
著者等紹介
むのたけじ[ムノタケジ]
1915年、秋田県六郷町に生まれる。東京外国語学校スペイン語科卒業。報知新聞社を経て朝日新聞社に入社するが、1945年8月15日の敗戦の日に、新聞人としての戦争責任をとる形で退社。1948年、郷里の横手市でタブロイド版の週刊新聞「たいまつ」を創刊し、78年に休刊するまで、主幹として新聞の在るべき姿を求め続けた。その後も、著述や講演を通してジャーナリスト活動を続け、2003年12月に、湯沢市の市民団体と「むのたけじ平和塾」を開講。2001年、第12回農民文化賞受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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