出版社内容情報
太古の闇の時代を舞台にした、かつてないスケールのファンタジー・シリーズが登場!
2004年9月、イギリスで発売されるやいなや、あっという間に10万部を越えるヒット作となった傑作ファンタジー作品です。「ファンタジー文学史上に残る作品の出現」「21世紀の宝石」と絶賛された作品です。早くも映画化が決定。
●物語●
紀元前4000年の森、悪霊の宿る巨大なクマに父を殺された少年トラクは父との誓いを果たすため、<精霊の山>に向かう。この世を悪霊から守るには、その山をさがすしかない、というのだ。そして、ひとりぼっちの子オオカミ、ウルフとの運命的な出会い……実はトラクには、オオカミの言葉がわかるという能力があった。太古の森を、少年と子オオカミが駆けぬける壮大なスケールのシリーズ第1巻。
◆著者◆ ミシェル・ペイヴァー
オックスフォード大学で遺伝学や生物学を専攻し、卒業後は薬事法を専門とする弁護士に。その間にもアイスランドやノルウェ一等に頻繁に旅行して自然に親しみ、神話や民俗学や考古学の本を読み漁っていた。幼い頃から持ち続けた「先史時代の森を野生のオオカミといっしょにかけまわりたい」という夢をかなえるべく、『オオカミ族の少年』を執筆。カリフォルニアのシェラネバダの山中でクマと遭遇する体験を得て、一気に作品の構想がかたまったという。本書が児童文学のデビュー作であり、現在第2巻を執筆中。
◆日本語版の翻訳◆
「リンの谷のローワン」シリーズ、『シャーロットのおくりもの』『奇跡の子』などの翻訳者さくまゆみこさん。装画は、『よるくま』『金曜日の砂糖ちゃん』『赤い蝋燭と人魚』等の作品で知られるイラストレーター酒井駒子さんです。
内容説明
「おまえに誓ってほしいことがある」父さんが言った。「山を見つけるんだ。“天地万物の精霊”が宿る山だ。…そこにしか望みはない」―紀元前4000年の森―巨大なクマの姿をした悪霊に襲われた父との誓いを守り、“精霊の山”をさがす旅に出たトラク。道連れは、生まれて間もない子オオカミのウルフ。“案内役”とは?精霊にささげる“ナヌアク”とは?…いよいよ冒険が始まる。
著者等紹介
ペイヴァー,ミシェル[ペイヴァー,ミシェル][Paver,Michelle]
オックスフォード大学で生化学の学位を取得した後、薬事法を専門とする弁護士になる。神話、民俗学、考古学の書物を読みあさり、アイスランドやノルウェー等に旅をしては物語の構想を練り上げていった。現在、「千古の闇」シリーズの続編を執筆中
さくまゆみこ[サクマユミコ]
出版社勤務を経て、現在はフリーの翻訳家・編集者。玉川大学・大学院非常勤講師
酒井駒子[サカイコマコ]
東京芸術大学卒業
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
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