内容説明
臨床心理学の基礎知識を全般にわたって解説した概論書。臨床心理学の背景にある考え方から、心理アセスメント、面接の進め方、精神疾患の分類といった実践的な知識や質的研究法を中心とした研究方法などをやさしく解説。また、学校・産業・地域における臨床心理学、カウンセラーの職業倫理、臨床にかかわる人の資格など、現代における臨床心理学と社会とのかかわりについても具体的に紹介。臨床心理学を学ぶ学生やさまざまな領域で臨床にかかわる人にとって、体系的な知識を身につけるために有用な教科書・参考書である。
目次
1 臨床心理学とは何か
2 心理相談面接法
3 心理アセスメント
4 精神疾患の分類および見立て
5 学校臨床心理学、産業臨床心理学および地域臨床心理学
6 臨床心理学における研究方法と課題
7 カウンセラーの職業倫理
8 社会の中での臨床心理士の立場・役割
9 臨床心理士をめぐる社会的状況と課題
10 個人開業の留意点
著者等紹介
楡木満生[ニレギミツキ]
1961年東京教育大学理学部卒業。1974年栃木県立教育研修センター指導主事。1981年(米国)ミシンガン州立大学大学院修士課程修了(MA)。自治医科大学、お茶の水女子大学を経て、2001年立正大学文学部教授。現在、同心理学部教授。日本産業カウンセリング学会事務局長、日本カウンセリング学会常任理事
松原達哉[マツバラタツヤ]
1965年東京教育大学大学院博士課程教育心理学専攻修了。東京教育大学、筑波大学を経て、1995年立正大学文学部教授。現在、同心理学部教授。日本産業カウンセリング学会会長、日本カウンセリング学会副会長
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