内容説明
本書は、ライフサイクルの視点から、そのような課題について考え、人間理解を深めていこうとするものである。特に臨床心理学の立場から、年齢段階ごとの発達課題や起こりやすい問題、病理の特徴をおさえ、さらに具体的な事例を取り上げて、その理解と対応についてわかりやすく論じている。また、コラムには、各段階についての知見を深めていった代表的な研究者を取り上げ、その人となりや考え方などを紹介している。
目次
序章 ライフサイクルの諸観点
1章 乳幼児期―0歳から3歳まで
2章 幼児期―3歳から就学まで
3章 児童期:前期―小学校1~3年
4章 児童期:後期―小学校4~6年
5章 思春期:前期―中学生
6章 思春期:後期―高校生
7章 青年期:前期―大学生を中心に
8章 青年期:後期―学生と社会人の間
9章 成人期―社会人として
10章 成人期―家庭人として
11章 中年期
12章 老年期
13章 ライフサイクルとその後