内容説明
本書は、クライエントが病院やクリニック、相談室を訪れる行動の流れにそって、クライエントの観察の仕方、面接時にクライエントの情報を捉える際の判断軸、そして主治医との連携の仕方、薬についての最小限の知識等を解説した入門書である。心理検査に関しては、その目的による使い分けや組み合わせにはじまり、個々のテストも丁寧に解説した。特にTATはくわしい事例をあげ、解釈にいたるプロセスを示している。
目次
1章 臨床アセスメント
2章 クライエント(患者)が、治療・相談機関を訪れた時からアセスメントは始まっている
3章 面接室にはいる
4章 心理療法におけるアセスメント
5章 症状のアセスメント
6章 心理検査を実施する
7章 心理検査によるアセスメントの実際
8章 薬剤と検査
9章 2回目の心理面接への反応
10章 本書の内容についての理解を確認するための65項