内容説明
本書はカウンセリングの仕事に携わっている現役の臨床心理学者たちによってまとめられた新しいテキストである。内容は最初に正常と異常について述べ、さらに心の仕組みについて意識・無意識ということを通してフロイト、クライン、ユングらの考えが説明される。続く7章は、登校拒否、思春期やせ症、中年うつ、老人問題など、人生のそれぞれの課程で生じる現象を、発達段階を追って治療の経過などについて述べ、最後に総括としてカウンセリングの心構えや治療技法について解説してある。
目次
1 正常と異常
2 適応と自己実現
3 意識と無意識―心のしくみ
4 小児心身症
5 登校拒否
6 家庭内暴力とは(中学・高校生)
7 スチューデント・アパシー
8 思春期やせ症
9 中年うつ
10 老人の問題
11 カウンセリング
12 さまざまな治療技法