内容説明
本書は、刺激を受容するリセプター、あるいは刺激情報の変換や伝達に関与すると考えられているCキナーゼ、G蛋白質、また各種イオンチャネルやカルシウムイオンの働きなど、情報の伝達を担う分子に焦点をあて、その多彩な機構や構造を詳しく述べており、今後の神経科学研究への課題も豊富に含むものである。
目次
1 生体膜とリセプター(ロドプシン;バクテリオロドプシン;アセチルコリンリセプター;mRNAを用いたリセプターの研究)
2 情報変換・運搬分子(Cキナーゼ;リセプターとG蛋白質)
3 チャネル分子 チャネルとは(Na+チャネル;Ca2+チャネル;Cl-チャネル)
4 伝達機構(光刺激受容;化学刺激受容;機械刺激受容;シナプスにおける伝達機構)