内容説明
本書は、物理学、数学、生物学、工学、社会科学など、広範な分野で注目されているカオスの入門的解説書である。カオスの基本である一次元写像、および典型的な微分方程式で表わされる系を中心に、“カオスとは何か”“カオスをいかにとらえ解析するか”という視点から丁寧に解説する。
目次
1 カオスとは何か
2 リ・ヨークのカオス、位相的エントロピー、リアプノフ数
3 カオスへの道すじ
4 現実的な系でのカオス
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
葉
0
来期からカオスの授業をなるべく聴講しようと思っているので予習がてらにこの本を読んだがよくわからない部分が多かった。1章はカオスとはどういうものかロジスティック写像の図を描いた説明と微動について述べられている。確率論Bでロジスティック写像とエノン写像の標準レベルまでは習ったが、復習していないので完全に理解できなかった。リ・ヨークの定理とシャルコフスキーの定理は聞いたことがあるが位相的エントロピーは西野先生の本を読んでも理解出来ていないので苦手なのかもしれない。付録ではルベーグ測度についても書かれている。2015/01/26