出版社内容情報
韓国原発でサイバーテロ!
動けない日本、暗躍するアメリカ。サイバー時代のリアルサスペンス誕生!韓国原発でサイバーテロ! 犯人はリアンクール(竹島)共和国を名乗り、すみやかにリアンクールから韓国が撤退しなければ使用済み燃料を破壊するという。動けない日本、暗躍するアメリカ。サイバー時代のリアルサスペンス誕生!
一田和樹[イチダカズキ]
内容説明
韓国の原発がハッキングされ、放射性廃棄物をつり下げた気球が空に浮かんでいる。これが破壊されれば日本が最大の被害を受けることになる。が、日本は表向き手出しできない。ハッカー集団にアメリカ軍需企業も巻き込んで対応を急ぐのだが…「犯人」は、事件をどこへ着地させるつもりなのか。想定外の危機に日本は何ができるのか。セキュリティの陥穽を突くサイバーサスペンス!
著者等紹介
一田和樹[イチダカズキ]
1958年東京生まれ。コンサルタント会社社長、プロバイダ常務取締役などを歴任後、日本初のサイバーセキュリティ情報サービスを開始。2006年に退任後、作家に。2010年に『檻の中の少女』で第3回ばらのまち福山ミステリー文学新人賞受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
ナミのママ
54
初読みの作家さん。既刊は気になりながら表紙のイラストに手を出せずにいました(ジャケ買いの反対です)。韓国の原発がハッキングされ放射性廃棄物を搭載した気球が浮かぶというとんでもない話です。サイバーミステリー、パニック、でしょうか。これ怖いです。見えないものの怖さ、ネット社会の怖さ。SNS系のミステリーは噂話、犯人探しなどを読んできましたが、国を巻き込んで軍事まで絡んできたスケールの大きさは初めてです、楽しめました。お話の中だけ、実際には起こらない事を願うばかりです。2016/09/28
おのちん
8
★★★★☆:うーん🤔いまいちかな、と読み進めてましたが終盤で一転、とても楽しめました。 サイバー攻撃における企業秘密と在庫という考え方が非常にユニークだと思いました。2021/08/13
hydrangea
8
この手の小説を読んでいて感じるのは、以前は可能性をあまり感じずにいたのが、現在ではもっと深刻なレベルで起こり得るんじゃないか、と考えさせられること。その時我が国は毅然と対応できるのか、相当の不安がよぎる。2018/11/24
tekutekukiyo
4
初読みの作家です。サイバーミステリーで『竹島の独立』まで出てくるが、最後までうまく騙された感じです。 いかにも実現しそうで怖くて面白かった。2018/10/17
れぃあ@めい
3
本当の黒幕は半分読んだあたりで何となく予想してたら当たりだった。本作にも吉沢登場。この人、有能かもしれないが暴力振るう人嫌い。 サイバーテロ怖いと改めて思ったが、竹島の領土問題のほうがもっと気になった。日本の領土でしょ?何で勝手に占拠されてんのかな。原発はテロも自然災害も危険、核廃棄物もちゃんと処理出来ないし、日本は勿論、世界的に無くしていってほしい。2018/07/23