出版社内容情報
サンタさんの起源、その衣装や姿、プレゼント、クリスマスの聖者にまつわる伝承を物語にしてまとめた子供から大人まで楽しめる1冊。
サンタクロースの伝承は、1700年前に生まれた。
本書は、その伝説の元となったミラの教父聖ニコラスの物語を中心に、
サンタさんの起源、その衣装や姿、プレゼント、クリスマスの聖者にまつわる伝承を
やさしい言葉で物語としてまとめていて、子供から大人まで楽しめる。
美しいカラー挿絵付。
内容説明
赤い上着に白いひげ、プレゼントがいっぱい入った袋、そして魔法のそりとトナカイでおなじみのサンタクロースは、どんな人なのかな。ミラの司教、聖ニコラスに始まるサンタクロースの伝説。
目次
第1章 ミラの司教、ニコラス
第2章 聖ニコラスの奇跡
第3章 贈り物をくれる人
第4章 サンタクロース
著者等紹介
マカラー,ジョゼフ・A.[マカラー,ジョゼフA.] [McCullough,Joseph A.]
『ブラックゲイト』、『ローズ・オブ・ソーズ』、『アドベンチャー・ミステリー・テイルズ』などの本や雑誌に短編ファンタジーを執筆している
伊藤はるみ[イトウハルミ]
1953年、名古屋市生まれ。愛知県立大学外国語学部フランス学科卒業(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
Emi
25
世界中で愛されるサンタクロース。聖ニコラスという人だったらしい、くらいしか知らなかったけどローマ帝国時代のトルコに280年頃に生まれた人でした。敬虔なクリスチャンで、その人徳から死後も慕われ様々な奇跡が語られます。彼の死んだ12月6日が昔は聖ニコラスの日として祝われてたのになぜ25日になり、サンタクロースと呼ばれあの姿になったのか。宗教改革や各地の文化、作家の創造等の影響を知って面白かったです。有名な「サンタはいるの?」というバージニアの質問と回答も最後に載ってました。2021/12/15
cherry☆
14
毎年クリスマスを楽しみ、サンタさんも大好きな私ですが、サンタクロースという存在については知らないことばかり。この本にはサンタクロースの物語がいつ頃どこで始まり、どんなことをしてきたのか、その歴史や伝説がまとめられている。約1700年前の現トルコのパタラという町で産まれた男の子ニコラスが人を助けたことに始まり、ミラの司教となり、いつしかサンタクロースという存在となる過程を読んでいくと、サンタさんがますます好きになりました。p.100の絵がすごく素敵。2016/01/31
maki_kus
11
「サンタさんって本当にいるの?」という問いに対し、子供たちにと選びましたが面白そうなので先に読了♪ 1700年前ローマ帝国時代のトルコに実在した聖ニコラス―子供と貧者、海難の守護者―がいかにしてサンタクロースに変容したか。また、ルターの宗教改革から新世界アメリカへの入植まで、歴史を経てサンタがどう伝説となったか記されています。巻末の「サン」の有名な新聞記事(1897年)のように、今は私も自信を持って答えられます。そうだよ、可愛い子供たち。サンタさんは間違いなくこの1000年以上いて、笑顔を届けていたんだ。2015/12/25
izw
8
サンタクロースのモデルとなった聖ニコラスの物語。生前から発生した奇跡と伝説の数々が紹介されています。良い行いに対する報酬、貧しい暮らしに対する助けを望む人々の希望として、憧れとして、聖ニコラス、サンタクロース像を作り出していった経緯が良く分かる気がします。2016/04/03
ジュリ
2
前半は聖ニコラスの話、後半はファンタジーのようなサンタクロースの物語だった。2021/11/19