出版社内容情報
明治時代、すべての基本である「地図づくり」は急務だった。
明治維新前夜から陸地測量部(国土地理院の前身)の地図測量本格化までの歴史と、
近代地図作製に心血を注いだ技術者達の活躍を描いた、
「知られざる地図の物語」。
内容説明
明治維新の後、もっとも基本的な情報基盤である地図情報の脆弱さに直面した明治政府は、国家の急務として「地図づくり」に取り組む。伊能忠敬以降、維新前夜から明治時代の陸軍参謀本部陸地測量部(国土地理院の前身)の地図測量本格化まで、近代地図作成に心血を注いだ技術者たちの歴史を描いた、「知られざる地図の物語」。
目次
第1部 維新前夜から維新直後の地図作り(明治維新前夜の地図測量技術;陸軍省最初の測量技術者福田治軒;沼津兵学校から巣立つ地図測量技術者;傑出したテクノクラート小野友五郎;開拓使測量を担った測量技術者たち ほか)
第2部 陸地測量部の地図作り(「美しさ」から「正確さ」へ 犠牲となった「かきたてるもの」;未踏の高山を目指した明治期測量隊;測量登山黎明期 登山家ウェストンのころ;劒岳登頂は柴崎芳太郎に何を与えたか;戦場に送られる即席測図手たち ほか)
著者等紹介
山岡光治[ヤマオカミツハル]
1945年横須賀市生まれ。元国土地理院中部地方測量部長、「オフィス地図豆」店主。1963年美唄工業高校を卒業、同年国土地理院に技官として入所、2001年同院退職。同年株式会社ゼンリンに勤務、2005年に退社後、「オフィス地図豆」を開業(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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