スタッズ・ターケル自伝

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  • サイズ B6判/ページ数 445p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784562045075
  • NDC分類 289.3
  • Cコード C0098

内容説明

大恐慌、第二次世界大戦、公民権運動、ベトナム戦争、文学、音楽…。「いま」「ここ」に生きる人々の貴重な肉声を記録し続けた稀有な作家が、およそ100年の人生を率直に、そしてユーモアたっぷりに語りつくした遺作。

目次

街の風景
栄光に向かって
下宿屋
終わらない党大会
金ぴか時代の教師
ウエルズ=グランド・ホテル
良き市民
就職
俳優
傍観者から活動家へ
傍観者から活動家へ
大佐からの花束
アイダ
起床ラッパ
幸運
アメリカの夢想家
あなたは現在または過去において…
ブラックリスト
ざっくばらんな話
感受性
反骨精神
あんた、デイヴ・ギャロウェイって名だったよね?
ジラードという名のふたつの町
日常に慣れてしまうことの弊害
だが誰もおかしいとは思わなかった…
正義の老紳士
アインシュタインとわたしたち

著者等紹介

ターケル,スタッズ[ターケル,スタッズ][Terkel,Studs]
1912年ニューヨーク生まれ。シカゴ大学で法律を学んだ後、さまざまな職業を経て、テレビ番組のホストやラジオ・パーソナリティとして活躍、その後作家となる。シカゴを拠点に、市井の人々にインタビューする「口述の歴史(オーラル・ヒストリー)」の手法で、労働、政治、人種問題などの大きな問題を生々しく浮かび上がらせる作品を次々に発表、世界のジャーナリズムに大きな影響を与えた。著書は『仕事!』『「よい戦争」』(ピューリッツァー賞受賞)

金原瑞人[カネハラミズヒト]
法政大学教授・翻訳家

築地誠子[ツキジセイコ]
翻訳家。東京外国語大学ロシア語科卒業

野沢佳織[ノザワカオリ]
上智大学英文学科卒業。翻訳家(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

くさてる

16
20代の時に、ターケルの本に熱中したことを思い出し、手に取った一冊。いわゆる後述の歴史家らしく、まるで目の前でお年寄りの思い出話を聞かされているような雰囲気だった。ターケルの前では有名人も無名な人も思い出される熱量に差はなく、むしろいまは忘れ去られた、ターケルがいま語らなければただ消えていったであろう人々の思い出がより生き生きと語られているように思う。そして、それがとても面白く、なおかつターケルの中にある一本筋が通った政治信条のおかげで、読み応えのあるものとなっている。ターケル再読しよう!2022/09/11

TERRY

3
1人の男を通して見るアメリカ20世紀史。ハリウッドの映画や学校の教科書では出て来ない話ばかりで驚きです。「自由」の裏側にある「面倒臭さ」がよくわかりました。2016/01/04

tmkm

1
約5年前に読んで以来の再読。以下、珠玉の言葉たち。「わたしが探しているのは、自分たちの生活や自分たちを取り巻く世界を、自分の言葉で語れる人」「人に隠していることや自分でも気づいていないことを語らせるコツはなんですかと聞かれれば、答えは簡単。わたしの不器用さ、だらしのなさだ」「独白場面のようなものを作り出すために、できるだけ質問を控えることもある」「インタビューのコツはなにかと聞かれるたびに、『相手に、自分は頼りにされていると感じさせること』と答えている」etc 『ロンドン路地裏の生活誌』も読もう。2015/07/12

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