出版社内容情報
19世紀スコットランド。魔女が棲むと噂の田舎町を訪れた弁護士グレイは思いがけない女性と再会する。以前、偽霊媒師を捕らえた降霊会で出逢ったファニーだ。グレイが一瞬で心惹かれた神秘的で美しい彼女は、ある秘密を抱えていた…
内容説明
19世紀ロンドン。怪しげな降霊会に潜入し、「偽霊媒師」の所業を暴いた弁護士グレイ。彼はそこで出逢った神秘的な黒髪の女性フランセスカに心を奪われてしまう。後日、グレイはもう一度逢いたくて彼女の住まいを訪ねたが、すでにもぬけの殻。その後の消息はつかめなかった。そして6年後―。グレイは魔女が棲むと囁かれているスコットランドの田舎町を訪れた。後見人を務める娘の命が危ないという匿名の手紙が兄のもとに届き、グレイが真相を確かめに来たのだ。その町で、彼は驚くべき再会を果たす。あのフランセスカが、素性を隠して家庭教師として暮らしていたのだ。なぜ彼女がここに?匿名の手紙と何か関係があるのだろうか?疑念に苛まれながらも、妖艶な彼女への恋心を再燃させるグレイは…。RT誌レビュワーズ・チョイス賞受賞のブロックウェイ会心作。
著者等紹介
ブロックウェイ,コニー[ブロックウェイ,コニー][Brockway,Connie]
ミネソタ州生まれ。ミネアポリス在住。夫と娘とともに暮らす。ミネソタ大学大学院で創作を学んだ後、創作活動を開始。1994年“Promise Me Heaven”でデビューして以来、ヒストリカル・ロマンスを多数発表。1999年に『ふりむけば恋が』、2002年に『純白の似合う季節に』でRITA賞に2度輝き、ロマンス小説界に名を馳せる。『漆黒の乙女の吐息に』では、ロマンティツク・タイムズ誌レビュワーズ・チョイス賞を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。