ライムブックス 素顔でいたいから

ブロックウェイ，コニー【著】〈Ｂｒｏｃｋｗａｙ，Ｃｏｎｎｉｅ〉/数佐 尚美【訳】

原書房（2011/08発売）

• サイズ 文庫判／ページ数 623p／高さ 15cm
• 商品コード 9784562044153
• NDC分類 933
• Cコード C0197

出版社内容情報

ミミが選んだ生き方は「何事も深入りしない」。でも、エグゼクティブのジョーとの出逢いは何かが違った。全身泥だらけの姿で完璧な彼と出逢ったミミ。２ヶ月後、ジョーは身なりに無頓着だったミミと再会し、その変身ぶりに驚くが……

内容説明

天才一家に生まれついたミミはいまだ独身、一族の落ちこぼれ。何事も深入りせず、なりゆき任せ―それが４１歳のミミが選んだ生き方だった。でも、この夏の出逢いは何かが違った。毎夏恒例、一族が集うファウル湖畔の別荘地。湖で泳いでいたミミはうっかり水着をなくしてしまった。なんとか人目を避けて湖を脱出したと喜んだのもつかの間、ミミは見ず知らずのジョーに全身泥だらけで生まれたままの姿を見られてしまう。ベンチャー企業を経営するジョーはハンサムで身なりも完璧、ミミとは何もかもが正反対で違う世界の男性。そんな彼と、夏の終わりに交わした情熱的なキスがミミの心を溶かし、彼女のなかの何かを変えていく―。二カ月後、ジョーはパーティーで偶然ミミと再会。美しいドレスに身を包んだ彼女に驚かされた彼は…。

著者等紹介

ブロックウェイ，コニー［ブロックウェイ，コニー］［Ｂｒｏｃｋｗａｙ，Ｃｏｎｎｉｅ］
ミネソタ州生まれ。ミネアポリス在住。夫と娘とともに暮らす。ミネソタ大学大学院で創作を学んだ後、創作活動を開始。１９９４年“Ｐｒｏｍｉｓｅ　Ｍｅ　Ｈｅａｖｅｎ”でデビューして以来、ヒストリカル・ロマンスを多数発表。１９９９年に『ふりむけば恋が』、２００２年に『純白の似合う季節に』でＲＩＴＡ賞に二度輝き、ロマンス小説界に名を馳せる（本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです）
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

[mum0031]

スピリチュアルカウンセラーのミミと、ベンチャー企業の経営幹部のジョー。 父方の所有する別荘地に、隣接する別荘の持ち主がジョーの息子で、MITの教授プレスコット。 何事も、責任は持たず流れのまま生きるミミが、一夏の避暑地での触れ合いで徐々に変化していく。

2017/11/15

[ばんび]

親戚や家族愛のお話し。夏の間ずっと避暑地にいるという感覚が私にはないので、ちょっとピンと来なかったけど、こういうのがあったらいいなと思えました。

2016/11/15

[romance_holic]

出てくる人物達は長所もあり短所もあり、天才なんだけどがんばらないから落ちこぼれとか、やり手のビジネスマンなのに潔癖症とか、エリート大学の最年少の終身教授なのに引きこもりとか、どこか傷があって、なんだか愛おしくなる。あるある、そういうこと！」って読みながら結構うなずいてました。 いろいろな事情がもつれ合い、なくしてしまうかもしれない長くなじんできた湖畔のコテージ周辺で過ごした2人＋３匹＋２人はだんだんと家族になります。家族って、戻る場所って、ということを楽しく読んだ後でしみじみ考えさせられる素敵な作品でした

2011/10/15

[kyara]

ヒロイン41歳。どうなんだろ？て最初思ったけれど、全くの杞憂。ロマンスと言うより、家族の再生であり、自分が囚われている＜殻＞からの卒業のお話ですね。とっても良かった！ブックウェイのコメディタッチのヒストリカルは苦手だったけれど、このコンテンポラリーはすんなり入った。

2011/09/07

[くろうさぎ]

なんだか、、凄い話だったなぁ･･･。ロマンスって感じじゃなくて、それぞれの家族と人間愛みたいな、広い意味の愛。ヒロインの生活も家族もちょっと特殊に思えるわ～～！

2011/09/25