内容説明
今こそ「世界と日本」を考える、またとない好機。はっきりしているのは、一国平和主義、一国繁栄主義がもはや通用しなくなったことだ。一人よがりの国益論も役に立たない。本書に収録した「サンデー毎日」連載のコラム「サンデー時評」四十七編は、そうした視点から書かれている。十年近い流れのなかで書き続けたものをテーマに沿ってアトランダムに編集した。
目次
十三億のパワー(「満鉄創業」百年、「満州引き揚げ」六十年;「国」が亡ぶとき ほか)
「一発かます」知恵もなく(国を守る「気概」について;我々、のんきすぎないか ほか)
情報もなく戦略もなし(阿南大使を責めても仕方がない;「変わる」「変わらない」の北朝鮮論 ほか)
日米安保条約と憲法九条(「ブッシュは大した男じゃない」;ブッシュ演説の説得力に疑問 ほか)
憎悪・対立の壁をつき崩せ(アイヒマン・テスト;老人たちが怒っている ほか)
著者等紹介
岩見隆夫[イワミタカオ]
1935年、旧満州大連生まれ。1947年、山口県防府市に引き揚げ、中学、高校を卒業。1958年、京都大学法学部を卒業後、毎日新聞社に入社。政治部副部長、サンデー毎日編集長、編集委員室長、編集局次長、編集局顧問、特別顧問などを経て、2007年3月に退社。現在、客員編集委員。政治ジャーナリスト。TBSテレビの「みのもんたの朝ズバッ!」の出演、その他、新聞・雑誌の執筆、講演などで活躍中(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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