絵解き ヨーロッパ中世の夢(イマジネール)

個数:
  • ポイントキャンペーン

絵解き ヨーロッパ中世の夢(イマジネール)

  • ウェブストアに1冊在庫がございます。(2024年05月01日 10時43分現在)
    通常、ご注文翌日~2日後に出荷されます。
  • 出荷予定日とご注意事項
    ※上記を必ずご確認ください

    【ご注意事項】 ※必ずお読みください
    ◆在庫数は刻々と変動しており、ご注文手続き中に減ることもございます。
    ◆在庫数以上の数量をご注文の場合には、超過した分はお取り寄せとなり日数がかかります。入手できないこともございます。
    ◆事情により出荷が遅れる場合がございます。
    ◆お届け日のご指定は承っておりません。
    ◆「帯」はお付けできない場合がございます。
    ◆画像の表紙や帯等は実物とは異なる場合があります。
    ◆特に表記のない限り特典はありません。
    ◆別冊解答などの付属品はお付けできない場合がございます。
  • ●店舗受取サービス(送料無料)もご利用いただけます。
    ご注文ステップ「お届け先情報設定」にてお受け取り店をご指定ください。尚、受取店舗限定の特典はお付けできません。詳細はこちら
  • サイズ A5判/ページ数 285,/高さ 21cm
  • 商品コード 9784562040506
  • NDC分類 230.4
  • Cコード C0022

出版社内容情報

仏のヨーロッパ中世学の権威が、中世ヨーロッパの想像の世界を彩った英雄や様々な驚異をとおして、図版150点を使い見事にとらえた名著。

内容説明

中世の想像界=夢のふたつの要素、神話や伝説の「英雄」、畏怖や歓喜をよびおこす「驚異」から、「中世の夢」を特徴づける名著!150におよぶ図版とともに描く巨匠ル・ゴフの世界。

目次

アーサー
カテドラル(大聖堂、司教座聖堂)
シャルルマーニュ(カール大帝)
城塞
騎士と騎士道
エル・シド
クロイスター(修道院、あるいはその庭を囲む回廊)
コカーニュの国(桃源郷)
ジョングルール(大道芸人)
一角獣(ユニコーン)〔ほか〕

著者等紹介

ゴフ,ジャック・ル[ゴフ,ジャックル][Goff,Jacques Le]
フランスを代表するアナール派の中世史家。1924年、南フランスのトゥーロン生まれ。パリの高等師範学校に入学し、プラハのカレル大学、オックスフォード大学リンカン・カレッジ、ローマのフランス学院へ留学。1954年、リール大学文学部助手。1959年、アナール派が中心の高等研究院第六部門に入り、以後、フェーヴル、ブロック、ブローデルらのあとを受け、アナール派第三世代のリーダーとして活躍。1969年、ブローデルのあとを受けて、ル・ロワ‐ラデュリ、フェローとともに『アナール』誌の編集責任者。1972年、ブローデルの後任として第六部門部長。1975年、高等研究院第六部門を社会科学高等研究院としての独立させることに指導的な役割を果たした。1992年に退官した後も、精力的に執筆活動を続け、現代歴史学の刷新に大きな影響力を与えている

樺山紘一[カバヤマコウイチ]
1941年東京生まれ。東京大学文学部卒、同大学院修士課程修了。東京大学教授、国立西洋美術館館長をへて、現在、印刷博物館館長。東京大学名誉教授。専攻は西洋中世史

橘明美[タチバナアケミ]
お茶の水女子大学文教育学部卒業。仏文学・仏語学専攻。卒業後メーカーに勤務、フランス駐在員などを務める。現在、フランス語・英語翻訳家(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

袖崎いたる

6
中世ヨーロッパには様々な幻想がある。それはあたかも地上において天上を夢見、その夢の体系を価値として生きることが、ヨーロッパの中世であった。そうした幻想は史蹟や書籍という媒体から、現在からの観測史というかたちで認識できる。100年前も10年前も、観測者に開かれていたのは現在であった。著者はその観測対象のその都度の現在による現象の歴史を「中世をどう見るかの歴史」と呼んでいる。肝心の絵は興味深いものが多かったが、文章との掛け合いは突っかかる感じがした。とはいえ、中世幻想の支柱を窺うにはよい本だと思う。2015/08/01

ik

2
アナール学派の泰斗ル・ゴッフの手によるものなので絵解きと言っても取り上げられているイメージは写本から現代映画まで幅広く豊か。小トピック別にまとめられているが、アーサー王やシャルルマーニュなど有名なものから女教皇ヨハンナやメリュジーヌなど耳慣れない人物まで様々に取り上げられていて、中世の想像力の豊かさが垣間見られる。2014/03/03

in medio tutissimus ibis.

1
テレビゲームなどに時々出てきたりはするけれども、どういう謂れがあるのかわからないでいたいくつかの元ネタに出会えて知れた。哨戒されるのが人物だったり建築物だったり怪物だったりで、項目の数の割に並びが不自然。ABC順にみえるが、ならば『エルカンの一党』などはもっと前にあるはず。ダンジョンの語源はdomionem支配者のいる処。メリュジーヌは西洋版白蛇伝だと思った。大体の物は、無用になっていったん忘れされてから幻想の中に取り込まれていく。2016/04/14

lagopus55

1
英雄の偉業や空想の産物からでた事物を権力のシステムから解き放たれたものとして捉え、近代の理性、科学の荒波を乗り越えて現在まで生き続ける想像界。「アーサー」「シャルルマーニュ」「エル・シド」「メリュジーヌ」「女教皇ヨハンナ」まで。現在も映画で取り上げられるものもあれば、忘れ去れているものまで。図版で確認しながら楽しめます。個人的には「騎士道」の項目で、ある研究者が「軍人社会なのだから、恋愛と言っても実際に男同士ではなかったか?」と疑問を呈しているのは興味深く2009/11/15

shiro

0
中世に創り出された神話的英雄・驚異。その起源から、19世紀ロマン主義の中世復興を経て現代へと至るイメージの歴史をたどる。どちらかと言うと広く浅くと言った感じだが、「エルカンの一党」「コカーニュの国」などあまり馴染みのないものまで出てきて勉強になった。2012/05/16

外部のウェブサイトに移動します

よろしければ下記URLをクリックしてください。

https://bookmeter.com/books/262700
  • ご注意事項

    ご注意
    リンク先のウェブサイトは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」のページで、紀伊國屋書店のウェブサイトではなく、紀伊國屋書店の管理下にはないものです。
    この告知で掲載しているウェブサイトのアドレスについては、当ページ作成時点のものです。ウェブサイトのアドレスについては廃止や変更されることがあります。
    最新のアドレスについては、お客様ご自身でご確認ください。
    リンク先のウェブサイトについては、「株式会社ブックウォーカー」にご確認ください。