内容説明
日本の政治に品格を取り戻すためには、石橋湛山の、平和と民権をめざす理想の高さと、一貫してぶれのない姿勢、深い洞察力、自由主義に対する確信…その哲学に学ぶと同時に、鳥取大学の名誉教授という年齢になってから中国にわたり、沙漠緑化に取り組んだ遠山正瑛の社会への貢献に対する類まれな意志の力…実践力を学ばねばならないと、筆者は考えている。
目次
プロローグ 今こそ「政治の品格」をとりもどすとき
第1章 若き日の石橋湛山―山梨が生んだ「政治の品格」
第2章 石橋湛山の「五つの誓い」
第3章 今、湛山の思想をいかに受け継ぐか
第4章 国の枠を超えた大きな志が「政治の品格」につながる
第5章 石橋湛山の思想を正しく受け継ぐために
著者等紹介
後藤臣彦[ゴトウトミヒコ]
1945年(昭和20年)山梨県甲府市生まれ。甲府第一高等学校卒。早稲田大学文学部中退。雄弁会所属。日本大学で古田会長(当時)脱税事件発覚にともない、全学共闘会議の秋田明大議長の擁立と支援。その後、郷里の山梨に帰り、後藤染工株式会社代表取締役として、経営に携わる。駿台甲府高校PTA会長、甲府シティ・ロータリークラブ会長のほか、日本沙漠緑化実践協会相談役(故・遠山正瑛先生に師事して中国の沙漠緑化事業を推進中)、2002年、甲府市長選挙に出馬し、市政改革を訴える(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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