内容説明
“アーサー王”はどのような人？“アーサー王物語”はいつ頃の事？“物語”はどのような話？そんな疑問に、フルカラーの図版や写真、そして物語を読んでいるような文章でわかりやすく答えてくれる。アラン・リーやアーサー・ラッカムなどの有名画家の作品や写真を多数収録。
目次
アーサー王の登場
戦いの王アーサー
竜の王国
石の中の剣
国王アーサー
魔術師マーリン
妖姫モルガン
湖の姫
エクスカリバー
カメロットと円卓
グウィネヴィアとラーンスロット
聖杯の探究
最後の戦い
アヴァロンの島
かつての王、そして未来の王
著者等紹介
デイ，デイヴィッド［デイ，デイヴィッド］［Ｄａｙ，Ｄａｖｉｄ］
神話学、ファンタジー、博物学、エコロジー、詩などの分野で多数の著作がある。トールキンの神話学、遺稿の出版に貢献している
山本史郎［ヤマモトシロウ］
１９５４年、和歌山県に生まれる。１９７８年、東京大学教養学部教養学科卒業。現在、東京大学大学院総合文化研究科教授。専攻はイギリス１９世紀文学
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感想・レビュー
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さいと
5
アーサー王物語とはなんなのか。歴史的事実、そこに付加されたプロパガンダ、人々の理想・希望・願いをこめてつくりあげられたアーサー王物語をいろいろな角度から検証します。しかしまあ、挿絵の美しいこと。ため息ものです。バーン・ジョーンズの絵やウィリアム・モリス商会の織物。ビアズリーにアーサー・ラッカム。挿絵をみるだけでも楽しめます。いかにアーサー王物語が芸術のモチーフにされてきたかが分かります。2011/02/04
