内容説明
未来の第三帝国を担うエリート育成のため集められた少年たち。その誕生から突撃隊の尖兵として、ヒトラーの盾となり、戦場に散っていく終焉までを描く。
目次
第1章 誕生
第2章 ユーゲントの組織化
第3章 ヒトラー・ユーゲントの生活
第4章 ナチス・ドイツの教育
第5章 反逆と抵抗
第6章 戦争への道
第7章 宣戦布告
第8章 戦場へ
第9章 フランスからの敗走
第10章 ヒトラー・ユーゲントの終焉
著者等紹介
ルイス,B.R.[ルイス,B.R.][Lewis,Brenda Ralph]
イギリス在住。1963年から執筆活動をはじめ、主に第二次世界大戦前・戦中のドイツの社会や軍の歴史について、多くの記事を書いている
大山晶[オオヤマアキラ]
大阪外国語大学外国語学部卒業
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
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えむa
3
『あのころはフリードリヒがいた』で、ユダヤ人の住居や商店に対して若者の集団が熱狂の中で狂喜しながら凄まじい破壊行為をする場面があったが、あれはまさにヒトラー・ユーゲントだったのか。長い年月をかけてナチスの理念を体現すべく熟成されていったヒトラー・ユーゲントの詳細が書かれていて、戦慄しながら読んだ。戦時中の日本にも軍事教練や例えば満蒙開拓義勇兵や鉄血勤皇隊などもあったが、比べようもないほどシステマティック。まともな教育を受けずして闘う機械のように育てられた若者たちの戦後が知りたい。2015/07/31
も
2
戦後ドイツ文学の解釈の幅を広げるため。2017/08/28
たれっくま
0
上手いこと洗脳してったなぁ…とある意味感心。2023/09/20