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国際標準化と事業戦略―日本型イノベーションとしての標準化ビジネスモデル

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  • サイズ A5判/ページ数 385p/高さ 22cm
  • 商品コード 9784561265252
  • NDC分類 509.13
  • Cコード C3034

内容説明

日本が直面している不況の原因には、欧米で生まれた標準化ビジネスモデルが大きな影響を与えている―。進展するオープン化・モジュラー化の波によって、競争のルールが激しく変わる現在、我々はどうビジネスを構築していけばよいのだろうか?本書は、事業部長の目線に立ち、日本企業の得意技を活かした日本型の標準化ビジネスモデルを提唱する。

目次

第1部 国際標準化が創る21世紀の経営環境(日本企業が置かれた21世紀の経営環境;製品アーキテクチャの転換と巨大市場の興隆;技術伝播と比較優位の国際分業・国際貿易)
第2部 標準化ビジネスモデル(標準化ビジネスモデルとその背景;パソコン産業に見るアメリカ企業の標準化ビジネスモデル;ネットワーク産業に見るアメリカ企業の標準化ビジネスモデル;デジタル携帯電話産業に見るヨーロッパ企業の標準化ビジネスモデル;デジタルカメラ見る日本企業の標準化ビジネスモデル;DVDとBlu-rayDisc産業に見る日本企業の標準化ビジネスモデル;メモリーカードに見る日本企業の標準化ビジネスモデル;太陽光発電システムの標準化ビジネスモデル)
第3部 標準化知財マネージメント(知財マネージメントの役割変遷;DVD産業に見る日本企業の知財マネージメント;デジタル・ネットワーク型産業に見る欧米企業の知財マネージメント)

著者等紹介

小川紘一[オガワコウイチ]
1944年宮城県に生まれる。1973年明治大学大学院工学研究科博士課程修了(工学博士)。株式会社富士通研究所入社、研究部長を経て1992年富士通株式会社へ移籍、事業部長、理事。商品設計、海外生産、マーケティング、販売チャネル開拓と販売、ISO/JTC1/SC23の標準化活動に従事。2004年退社し、東京大学大学院経済研究科21世紀COEものづくり経営研究センター特任研究員、上海の復旦大学Information Science教授(2004年4月~2007年3月)(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

サンダーバード@読メ野鳥の会・怪鳥

59
日本のエレクトロニクス産業が敗れた理由が示されている。イノベーションを擦り合わせ型とモジュラ型の二つに区分して考えるのはこの先生のいつものやり方。ちょっと乱暴な感じもするが、講演を聞いてもなるほどと思えることも多い。★★★2013/03/25

kochi

12
デジタル技術の採用による製品アーキテクチャーの擦り合わせ型からモジュラー型への転換と国際標準化の組み合わせが生み出すグローバル巨大市場の誕生の一方、技術開発を主導し大部分の必須特許を所有しているにもかかわらず事業撤退に追い込まれる多くの日本企業。著者の提唱する知財マネジメントに活路を見出すことで、日本産業界は過去の栄光を取り戻すことができるか?本書の分析を読めばクリステンセンの『イノベーションのジレンマ』が色あせるといっては、買いかぶりすぎ?2012/03/16

中年サラリーマン

11
結局、キモは秘伝のタレを持つということと秘伝のタレのレシピを公開せざるを得ないような勝負に持っていくなということか。標準化という言葉は公平に聞こえるけど、実際は自分の得意なフィールドにいかに持っていくかのせめぎ合いだ。2013/11/14

tetsutaro.hashimoto

0
エレクトロニクス産業に関係のある人間なら、技術者、経営者の別なく、必読書と思う。2011/09/12

fn23

0
★★★★☆2010/06/23

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