出版社内容情報
途方もない野心と圧倒的なスケールで描く、戦慄の黙示録的世界。鬼才が最後に遺した、記念碑的大巨篇!
【著者紹介】
1953~2003年。チリの詩人、小説家。代表作に短篇集『通話』(1997)、『野生の探偵たち』(1998)。2004年に刊行された遺作の大長篇『2666』は、10 以上の言語に翻訳され、世界各国で高い評価を受けている。
内容説明
謎の作家アルチンボルディを研究する四人の文学教授、メキシコ北部の国境の街に暮らすチリ人哲学教授、ボクシングの試合を取材するアフリカ系アメリカ人記者、女性連続殺人事件を追う捜査官たち…彼らが行き着く先は?そしてアルチンボルディの正体とは?2008年度全米批評家協会賞受賞。
著者等紹介
ボラーニョ,ロベルト[ボラーニョ,ロベルト][Bolano,Roberto]
1953年、チリのサンティアゴに生まれる。1968年、一家でメキシコに移住。1973年、チリに一時帰国し、ピノチェトによる軍事クーデターに遭遇したとされる。翌74年、メキシコへ戻る。その後、エルサルバドル、フランス、スペインなどを放浪。77年以降、およそ四半世紀にわたってスペインに居を定める。1984年に小説家としてデビュー。精力的に作品を発表するが、2003年、50歳で死去。2004年、遺作となった『2666』が刊行され、バルセロナ市賞、サランボー賞などを受賞、高い評価を受ける
野谷文昭[ノヤフミアキ]
1948年生まれ。東京外国語大学外国語学研究科ロマンス系言語学専攻修士課程修了。東京大学大学院教授(現代文芸論)
内田兆史[ウチダアキフミ]
1968年生まれ。東京外国語大学大学院地域文化研究科博士後期課程単位取得退学。明治大学政治経済学部専任講師
久野量一[クノリョウイチ]
1967年生まれ。東京外国語大学大学院地域文化研究科博士後期課程単位取得退学。法政大学経済学部教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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やいっち
HANA
若布酒まちゃひこ/びんた
藤月はな(灯れ松明の火)
長谷川透