内容説明
『通話』―スペインに亡命中のアルゼンチン人作家と“僕”の奇妙な友情を描く『センシニ』、第二次世界大戦を生き延びた売れないフランス人作家の物語『アンリ・シモン・ルプランス』ほか3編。『刑事たち』―メキシコ市の公園のベンチからこの世を凝視する男の思い出を描く『芋虫』、1973年のチリ・クーデターに関わった二人組の会話から成る『刑事たち』ほか3編。『アン・ムーアの人生』―病床から人生最良の日々を振り返るポルノ女優の告白『ジョアンナ・シルヴェストリ』、ヒッピー世代に生まれたあるアメリカ人女性の半生を綴る『アン・ムーアの人生』ほか2編。
著者等紹介
ボラーニョ,ロベルト[ボラーニョ,ロベルト][Bolano,Roberto]
1953年、チリのサンティアゴに生まれる。現代文学に欠かすことのできないラテンアメリカ作家の一人。1968年、一家でメキシコに移住。その後、エルサルバドル、フランス、スペインなどを放浪して青年時代を過ごす。詩人として出発し、1984年に小説家としてデビュー。『通話』Llamadas telef´onicas(1997)でサンティアゴ市文学賞を受賞。1998年に発表した長編小説Los detectives salvajesで同年のエラルデ小説賞を受賞、さらに1999年にはロムロ・ガジェゴス賞を満場一致で受賞した。その後も重要な作品を次々と発表するが、2003年、世を去る
松本健二[マツモトケンジ]
1968年生。大阪大学世界言語研究センター講師。ラテンアメリカ文学研究(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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どんぐり
巨峰
藤月はな(灯れ松明の火)
長谷川透
zumi