裁判官の書架

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裁判官の書架

  • 大竹 たかし【著】
  • 価格 ¥2,750(本体¥2,500)
  • 白水社(2015/09発売)
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  • サイズ B6判/ページ数 230p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784560084656
  • NDC分類 019
  • Cコード C0095

出版社内容情報

読書家で知られる前東京高裁裁判長が繙く不思議な20冊。意外な組み合わせと鋭い読み込みが、読者の心地よい知的探究心をくすぐる。

前東京高裁裁判長の読書術

 しかつめらしいイメージのつきまとう裁判官が、ふだんは法律書以外にどんな本を読んでいるのだろうか。前東京高裁の裁判長が、そうした読者の好奇心に応えたのが本書で、約40年にわたる日々の中で、印象に残った20冊の本を紹介していく。
 採り上げられているのは、坂口謹一郎『君知るや名酒泡盛』、司馬遼太郎『愛蘭土紀行』、萩原延壽『遠い崖 アーネスト・サトウ日記抄』、足立巻一『やちまた』、須賀敦子『コルシア書店の仲間たち』など多種多様。いずれも任地での日々と関連が深く、いうなれば書評を通じての自伝風読み物としての趣もある。
 どれも深い読み込みを基に、裁判官としての日常と対比させながら、作者に敬意を払い、テーマを掘り下げていく態度に共鳴される。
 なかでも、法律の専門家ならではの指摘にはっとさせられることも多い。ジョン・モーティマー『壊れた舟にすがりついて』では英国の法廷弁護士の役割など、日本と異なる裁判制度を具体的に説明したり、カズオ・イシグロ『日の名残り』で、英国の民事裁判制度に言及しながら、戦争に対する貴族社会の反応を述べるあたりは、よくある書評とは異なる新しい発見があって、読書の楽しみをより深化させてくれる。

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中野好夫『アラビアのロレンス』
吉田満『戦艦大和ノ最期』
坂口?一郎「君知るや名酒泡盛」
尚順『松山王子尚順遺稿』
ジョン・モーティマー『壊れた舟にすがりついて』
司馬遼太郎『愛蘭土紀行』
萩原延壽『遠い崖 アーネスト・サトウ日記抄』

?U
足立巻一『やちまた』
杉浦明平『小説渡辺崋山』
子母澤寛『新選組始末記』
カズオ・イシグロ『日の名残り』
須賀敦子『コルシア書店の仲間たち』
藤木久志『雑兵たちの戦場』
千松信也『ぼくは猟師になった』
平山優『検証 長篠合戦』

?V
矢野誠一『落語食譜』
アーザル・ナフィーシー『テヘランでロリータを読む』
渡辺京二『逝きし世の面影』
イアン・マキューアン『甘美なる作戦』
我妻榮『民法講義』

あとがき

【著者紹介】
1950(昭和25)年東京生まれ。1973年早稲田大学法学部卒、同年司法試験合格。1976年東京地裁判事補となり、東京地裁、東京高裁、那覇地家裁、名古屋地裁、大阪地裁の裁判官のほか、司法研修所所付、最高裁調査官、甲府地家裁所長、東京法務局訟務部長、法務省大臣官房訟務総括審議官として勤務。東京地裁と東京高裁で併せて約10年間裁判長を務めた。2015(平成27)年7月東京高裁の裁判長を最後に定年退官。共編著『会社更生法 民事再生法(新・裁判実務大系21巻)』(青林書院)

内容説明

前東京高裁裁判長が著す心惹かれる本との出会い。

目次

1(中野好夫『アラビアのロレンス』;吉田満『戦艦大和ノ最期』;坂口謹一郎「君知るや名酒泡盛」 ほか)
2(足立巻一『やちまた』;杉浦明平『小説渡辺崋山』;子母澤寛『新選組始末記』 ほか)
3(矢野誠一『落語食譜』;アーザル・ナフィーシー『テヘランでロリータを読む』;渡辺京二『逝きし世の面影』 ほか)

著者等紹介

大竹たかし[オオタケタカシ]
1950(昭和25)年東京生まれ。1973年早稲田大学法学部卒、同年司法試験合格。1976年東京地裁判事補となり、東京地裁、東京高裁、那覇地家裁、名古屋地裁、大阪地裁の裁判官のほか、司法研修所所付、最高裁調査官、甲府地家裁所長、東京法務局訟務部長、法務省大臣官房訟務総括審議官として勤務。東京地裁と東京高裁で併せて約10年間裁判長を務めた。2015(平成27)年7月東京高裁の裁判長を最後に定年退官(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

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サトシ@朝練ファイト

25
図書館で何気に手に取った本なのだが意外にもいい。作者の読書録と言えばそれまでだが、視線が常に弱者の側に向けられているため。(沖縄の民事、戦国時代の雑兵等) それから裁判官の研修って英国に行くんだ。次作が出れば読みたい。2016/09/28

ちー

0
元裁判官である著者の印象に残った本20冊を紹介した一冊。先日読んだ「暗がりで本を読む」で紹介されていた。(と思う)紹介されている本は自分と無縁のように感じる本ばかりで、あまりの教養深さに読むだけで眠くなったが、解説が分かりやすく、解説に交えて語られる著者の体験談が面白かったので読了できた。「テヘランでロリータを読む」、「逝きし世の面影」は読んでみようと思った。歴史を知ること、史跡をめぐることも楽しそうだ。2023/03/30

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