クリミア戦争〈上〉

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  • サイズ B6判/ページ数 412p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784560084205
  • NDC分類 238.05
  • Cコード C0022

出版社内容情報

19世紀の「世界大戦」の全貌を初めてまとめた戦史。各国の政治・経済・民族問題から酸鼻を極めた戦闘まで、精彩に描く決定版。

19世紀の「世界大戦」の全貌を初めてまとめた戦史。欧州事情から、各国の政治・経済・民族問題、ナイチンゲールの活躍、酸鼻を極めた戦闘まで、精彩に描く決定版。解説=土屋好古

【著者紹介】
ロシア近現代史専攻。ロンドン大学歴史学教授。主要著書『囁きと密告 スターリン時代の家族の歴史 上下』(白水社)。

内容説明

騎士道精神で戦われた最後の戦争、技術革新による近代戦の幕開け。十九世紀の「世界大戦」の全貌を初めてまとめた戦史。露・英・仏・オスマン帝国各国の地政学と文化から、宗教的な「東方問題」、若きトルストイの陣中日記、新開発の銃と酸鼻を極めた白兵戦まで、肉声を活かして精彩に描く決定版!口絵・図版・地図多数収録。

目次

第1章 宗教紛争
第2章 東方問題
第3章 ロシアの脅威
第4章 「欧州協調」の終焉
第5章 疑似戦争
第6章 ドナウ両公国をめぐる攻防
第7章 アリマ川の戦い
第8章 秋のセヴァストポリ

著者等紹介

ファイジズ,オーランドー[ファイジズ,オーランドー] [Figes,Orlando]
1959年生まれ。ロンドン大学バークベック・カレッジ教授。ロシア・ソ連史研究の第一人者として、高い評価を得ている

染谷徹[ソメヤトオル]
1940年生。東京外国語大学ロシア語科卒。ロシア政治史専攻(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

Willie the Wildcat

55
宗教の聖地故の混乱。人種の定義に国境はなく、英仏露の思惑も交錯。但し悲しいかな、時代がお粗末な戦況を展開。コレラと飢餓、そして冬将軍という自然との闘いはまだしも、情報網が限定的で作戦ではなく偶然の産物の積み重ねという感。興味深いのが、クリミア戦争の齎したジャーナリズムの台頭。各国、民族の唱える「義」。矛盾するミッレト制度の現実と戦場の差別。問題の根の深さを戦争で解決?あり得ない・・・。2016/09/03

Porco

15
「クレムリンの大統領執務室の隣の控えの間には、プーチンの命令で、ニコライ一世の肖像画が掲げられている」。現在に通じるところも、違うところもあり、勉強になります。2022/04/27

Toska

11
「第零次世界大戦」という概念があるが、この戦争はさしずめ「第零次冷戦」にあたると言えそうだ。長らくヨーロッパから排除される敵役だったトルコ(オスマン帝国)に代わり、ロシアがその役割を与えられることになった決定的な事件。「野蛮な」ロシアに対する偏見を振りまく西欧世界に対し、独善的な被害者意識に駆られたロシアが自力による解決を目指していく様が活写される。この構図は本家の冷戦と同じくだが、共産主義ではなくスラヴ主義を突破の足がかりに選んだ点だけが異なっていた。2023/12/06

MUNEKAZ

6
上巻は開戦至る経緯に紙幅を割いており、とくにロシアにおける正教の大きさと宗教的情熱、またイギリスでの反ロシアキャンペーンなどを詳しく書いている。機関銃の活躍や開戦を煽るメディアなど、近代的な戦争の姿が見え隠れする反面、ロシア皇帝の「十字軍」意識や妻を帯同しての出征など中世以来の部分も引きずっているあたりに、時代の変わり目の戦争であることを感じさせる。またヨーロッパから見た「ロシア」というものも、このころからあまり変わっていないように思える。2017/02/11

wang

5
1853〜56年の戦争。開戦までの経緯と開戦後セヴァストポリ軍港の口囲戦の開始まで。ロシア皇帝が聖戦をするという誇大妄想と神聖同盟を背景にキリスト教国が自分を応援してくれるという思い込みによる開戦。英仏はロシアのバルカン半島への勢力拡大や中東利権を奪われることへの反発からの参戦。オーストリアの日和見。思い込みと予見が外れた後のメンツへのこだわりが戦争を始め、ドナウ両公国の平定後、戦争目的がハッキリしない中でクリミアへの転戦が戦争の長期化を生む。準備不足、情報不足、前近代的軍隊組織、ミスに次ぐミスで泥沼化。2022/03/23

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