出版社内容情報
力士たちの苦難やその後の転身、行司生活などの悲喜こもごもを慈愛に満ちた眼差しで描くサイド・ストーリー。
土俵は物語の宝庫。長年何人もの力士を支援し続けてきた相撲好きが、彼らの苦難やその後の転身、行司生活などの悲喜こもごもを慈愛に満ちた眼差しで描く、角界のサイドストーリー。
【著者紹介】
1946年高知県生まれ。グラフィックデザイナー。株式会社アド壱座代表取締役。二科会デザイン部業務理事。
内容説明
相撲は物語の宝庫だ!タニマチが見続けてきた、人生の悲喜こもごも。
目次
1 譲り団扇―木村庄之助
2 夫婦ちゃんこ―盛風力秀彦
3 親方の目―二十山仁
4 パンツ屋―久保田茂
5 後輩―土佐豊祐哉
6 ヒタチきめない―豪風旭
7 誕生祝い―隠岐の海歩
8 当地興行―大納川憲治
著者等紹介
岩崎友太郎[イワサキトモタロウ]
昭和21年高知県生まれ。高知工業高校工芸科卒業。東洋美術学校グラフィックデザイン科卒業。アドブレーン勤務などの後フリーランサーを経て、クリエイティブ・オフィス(株)アド壱座代表。一般社団法人二科会デザイン部会員(業務理事)(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
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感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
ようはん
17
力士に合う大型サイズの下着等を取り扱う洋品店や元力士であるちゃんこ店の店主に相撲甚句の歌い手といったタイトル通り大相撲の周辺で生きる人々のエピソードを紹介。力士では豪風、土佐豊に現在も現役の隠岐の海といった名脇役の力士を取り上げておりそれぞれの人物を知る事が出来て良かった。2022/06/22
なー
5
長くタニマチをされている方の御本。昔の行司さんや力士の奥さん、部屋付の親方、ライオン堂のご主人のお話など、お相撲さん達を取り巻く色々な方のお話がとても楽しかったです。隠岐の海関との話は先月引退なさったばかりなので感慨深いというか。「本州にはコンビニがあるんだぞ」「本当にセブンイレブンがあるの?」「ローソンっていうのもあるらしい」という隠岐の海関が離島の子だった頃の会話が可愛い。隠岐の海と作者の方との絆は本当に強くて、読んでいて泣いてしまいました。2023/02/09
石橋
3
この手のお相撲本はいくつも読んできたがいずれも古本で、新刊は初めて。現役力士の知られざるエピソードが盛り沢山。土佐豊がんばれ!豪風インテリ!隠岐の海キュート!2015/04/02
SU
3
これは良かった。相撲に賭けた人への愛情が伝わってきました。2015/03/04
けい
2
色々と、いつの時代も世間を騒がすお相撲さん。 彼らは何かと比べることができない唯一無二の人生を送っていると思うのです。どうかどうか、己の足元を見失わず、ここ一番の輝きをこれからも土俵上で見せてください。2017/12/11