絶倫の人―小説H・G・ウェルズ

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  • サイズ B6判/ページ数 520p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784560083246
  • Cコード C0097

出版社内容情報

「未来を創った男」の波瀾万丈の生涯。才能と矛盾を抱えた作家の素顔とは? オマージュに満ちた傑作長篇。

【著者紹介】
1935年ロンドン生まれ。作家。現在までに15の長篇小説、1つの短篇集、11の評論集、5つの戯曲を発表している。97年にフランスの芸術文化勲章シュヴァリエ、98年に大英帝国勲章を受章。著書に「小説の技巧」「ベイツ教授の受難」など。

内容説明

鮮やかな光芒を放って去る、「未来を創った男」の破天荒な生涯。百人以上の女性と関係を持った性豪、『タイム・マシン』『宇宙戦争』で富と人気を得た寵児、戦争の根絶を提唱し、原爆の発明に絶望する、「世界政府」を夢見た男…蒼穹を周回する鬼才「H・G」の軌跡を追う。

著者等紹介

ロッジ,デイヴィッド[ロッジ,デイヴィッド] [Lodge,David]
1935年、ロンドン生まれ。ジェローム・K・ジェローム、イーヴリン・ウォーの系譜に連なる、「現代最高のコミック・ノヴェリスト」。『交換教授』(ホーソーンデン賞とヨークシャーポスト紙小説賞をダブル受賞)、『小さな世界』(ブッカー賞最終候補作品)など傑作長篇をはじめ、多数の評論、数本の戯曲も発表。フランスの芸術文化勲章シュヴァリエ、大英帝国勲章を受章している

高儀進[タカギススム]
1935年生まれ。早稲田大学大学院修士課程修了。翻訳家。日本文藝家協会会員(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

Vakira

44
小学校の頃、ウェルズさんのお陰でSFというジャンルを知った。時間旅行、宇宙人襲来、改造人間、透明人間などSFの基本となる数々のパターンを創った。最近、ウェルズさんのSFでない小説を読み、SFでないのに面白さを知った。調べていくうちこの本の存在に当たる。何この題名。ウェルズさんラヴマシーン?僕の偉大なるSFの父のイメージは・・動物の発情期は子が育て易いタイミングに産むためのシステム。人間は地球の季節による発情期から解放されたが月と快楽に支配されてしまった。自分の遺伝子を数多く残すためには多くの人と目合うこと2020/07/29

i-miya

37
2013.10.27(読んだわけではありません、2013.10.27日経新聞読書、書評欄から)(評者=巽孝之・慶應義塾大学教授) (著者=デイヴィッド・ロッジ、1935生、英国作家) (見出=複雑な時代を生き抜いた作家) H.G.ウェルズ=1866-1946、英作家、世紀転換期に活躍。 ポー、ヴェルヌと並ぶ。 『タイムマシン』『宇宙戦争』『モロー博士の島』、『解放された世界』(原子爆弾の脅威、予言)。 デイヴィッド・ロッジ=学界や文壇が素材の小説を書かせたら天下一品の現代イギリス作家。  2013/10/27

春ドーナツ

8
「『絶倫の人』と言えば、ミック・ジャガーのことを思い出す。君はどうかな?」「その前にデリカシーを思い出したらどうかな?」***本書は「小説」と謳っているけれど、私は或る種の評伝として歴史書に親しむように読む。歴史書は人々の人生を俯瞰し、評伝は個人の営みに焦点を当てる。両者は表裏一体だと思う。H氏の小説は「透明人間」しか読んでいないし、映画「宇宙戦争」を観た程度の門外漢なのだが、それはネックにはならなかった。インタビュー形式がプロットに違和感なく組み込まれていて、D氏ならではの技巧だなとにんまりする。2018/02/08

kasim

8
長いけど、面白かった。大勢の女性と関係しても、嫌な奴と思えない。ウェルズの不幸は、根底では愛と性をどこか区別しているところかも。だから性に積極的になれない女性を愛したり、逆に性を楽しむことだけに特化した女性を求める。その矛盾は、本来ペシミストなのに、世界平和の理想を掲げて奔走する姿にも重なる。ロッジは、死期の迫ったウェルズ自身の心の声という形で、その矛盾、かばいきれない利己性も本人が意識しているものとして描いている。困った人だが、やはり偉大。個性豊かな女性たちも魅力的。ウェルズ作品を好きな方は、ぜひ。2016/03/13

ケニオミ

6
何度途中で挫折しようかと思ったほど退屈な本でした。自分の性欲を満足させるため、自分の名声、地位、知識を総動員して女性を魅了しようとした男の話でした。思い通りにセックスするため、自由恋愛論を唱え、女性の性の解放を説く。しかしながら本当は二重基準の持ち主で、自分の愛する女性は縛ろうとする。実に俗物的な男性でした。その一方、未来の戦争のあり方を予見するような小説を発表し、第一次大戦後の戦争処理や世界政府の樹立について興味ある意見を述べる。その点興味深いのですが、結局は「絶倫の人」についての小説でした。残念!2013/11/25

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