出版社内容情報
かつての「辺境」が今、空前の活況を呈している。歴史的経緯を踏まえ、アジアの小国ビルマの地政学的意味を問い直す意欲作。
【著者紹介】
歴史家。1966年生まれ。カンボジアや旧ユーゴスラビアの国連平和維持団や国連本部での勤務を経て、現在はヤンゴン・ヘリテージ・トラストの会長として植民地時代の建造物保存に取り組むほか、ミャンマー大統領の国家経済社会諮問評議会の評議員や、ミャンマー平和センターの特別顧問なども務める。
内容説明
東は雲南(中国)、西はナガランド(インド)と国境を接するかつての「辺境」が今、空前の活況を呈している―。気鋭のビルマ史家が二大文明に挟まれた小国の歴史をたどり、自ら旅して「アジア最後のフロンティア」の実像に迫る。アジアの「裏口」ミャンマー(ビルマ)を知るための必読書。
目次
第1部 裏口から入るアジア(夢みるイラワディ;パウポー;ビルマ・ロード;日暮れの王;新しいフロンティア)
第2部 未開の南西部(マラッカ・ディレンマ;雲の南;ガンダーラ;シャングリラ;インド洋への道)
第3部 インド世界のはずれ(東へのまなざし;忘れられた分離;国内の「国境」;新たな交差点)
著者等紹介
タンミンウー[タンミンウー] [Thant Myint‐U]
歴史家。1966年生まれ。ハーバード大学卒業、ジョンズ・ホプキンス大学高等国際関係大学院修了。ケンブリッジ大学にて博士号(歴史)取得。カンボジアや旧ユーゴスラビアの国連平和維持団や国連本部での勤務を経て、現在はヤンゴン・ヘリテージ・トラストの会長として歴史的建造物の保存に取り組むほか、ミャンマー大統領の国家経済社会諮問評議会の評議員や、ミャンマー平和センターの特別顧問なども務める。元国連事務総長のウー・タン(ウ・タント)は祖父にあたる
秋元由紀[アキモトユキ]
ビルマ情報ネットワーク・ディレクター。ジョージ・ワシントン大学ロースクール修了。米国で弁護士資格を取得後、対外投資、開発援助、環境問題に関する非政府団体でスタッフを務める。上智大学大学院グローバル・スタディーズ研究科博士後期課程在学中(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
Yasutaka Nishimoto
Yoshiki Ehara
kentake
司行方
Hirotsugu Fujii