バルザックと19世紀パリの食卓

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  • サイズ B6判/ページ数 209p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784560082638
  • NDC分類 950.28
  • Cコード C0022

出版社内容情報

パリが美食の中心となっていった19世紀、大食漢で知られるバルザックの小説の食の場面を通して、当時の社会・風俗をよみとく。

【著者紹介】
歴史家、伝記作家。1935年パリ生まれ。19世紀の作家アストルフ・ド・キュスティーヌの伝記で、1996年にゴンクール伝記賞を受賞。代表作に「モスクワのナポレオン」「プルーストの書斎」など。

内容説明

誠実、臆病、傲漫、吝嗇―食卓は人間の性格がもっともよくあらわれる場。特異な大食漢バルザックの小説を「食」から読みとく。

目次

第1章 バルザックの食卓
第2章 レストランの食卓
第3章 宴の食卓
第4章 家庭の食卓
第5章 吝嗇の食卓と食道楽の食卓
第6章 女たちと食卓

著者等紹介

ミュルシュタイン,アンカ[ミュルシュタイン,アンカ][Muhlstein,Anka]
伝記作家。1935年、パリ生まれ。現在は夫である作家のルイス・ベグリーと共にニューヨークに住む。『ジェームズ・ド・ロスチャイルド』(1982年刊)や『カヴリエ・ド・ラ・サール―アメリカをルイ14世に捧げた男』(1992年刊)でアカデミー・フランセーズ賞を受賞しているほか『アストルフ・ド・キュスティーヌ1790‐1857』(1996年刊)でゴンクール賞伝記部門を受賞

塩谷祐人[エンヤマサト]
明治学院大学非常勤講師。明治学院大学大学院博士後期課程満期退学。パリ第七大学博士課程に留学。専門はフランス現代文学・亡命文学(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

i-miya

29
読んだわけではありません、2013.03.03日経新聞書評欄から、評者=山田登世子。 (アンカ・ミュルシュタイン) 1935パリ生まれ、歴史家、伝記作家、NY在住。 フランスに外食産業が生まれたのは、19世紀前半。 バルザックの時代だ。 それまで王侯貴族に雇われていた料理人が、革命と共に、独立し、レストランを開店しはじめたのだ。 バルザックは、この新しい主題に喜々として着目し、作品に描いた最初の作家である。「食」は住まいや衣服と同じく、社会のステータスシンボル。 2013/03/04

きりぱい

15
バルザックはいかに食べる事が好きで食べ物の描写が多いのかと思っていたけれど、その描写が読者に示すものは人間そのものや環境で、単なる食べ物以上である事がよくわかる。味を想像して楽しみたいならモーパッサンを読んだ方がいいともあるからだ。バルザック自身の嗜好もまじえ、当時の有名レストラン、プチブルの食卓と、作品の食卓場面を引用解説。小説ではとんでもない額のお金が動くことも多いけれど、身を滅ぼすのは高級娼婦でか美食でか、改めてバルザックは面白い。こってりとパリ美食の歴史。ゾラやフローベールも挙がって面白い。2013/04/02

ハルト

7
バルザックの作品を通して、十九世紀フランスの食文化や風俗についても言及しており、おもしろく読めました。そしてバルザック美食家ならぬ愛食家っぷりや、その作品での「食」の扱い方なども興味深く。食べることへの執着や無関心さを何と結びつけ、何を表現しようとしているのか。食べることっていうのは、その人となりや関係がが如実に顕れてしまう、ちょっと恐いものなのかもと思ったり。ちゃんとバルザックの作品を読んでみたくなりました。2013/03/19

Christena

5
小説の中に出てくる料理が何を意味しているのか、バルザックの作品を引用して解説。翻訳者が登場人物や料理について、丁寧な注釈をつけているので、作品を読む前でも、問題なく読める内容。2014/02/16

メルセ・ひすい

4
…『谷間の百合』真っ白なむっちりした肩で、その上を転げ回れたらと思うような肩でした、と彼はいう。肩は僅かに薔薇色で初めて露わになったかのように昂揚していた。魂が宿っているような羞恥心をもつ肩。その肩は一つの筋によって分かれ、肩に触れるように私の視線は大胆に胸へと流れていきました。ドキドキしながら伸びあがると…バルザックが活躍した19世紀前半は、パリが美食の中心となっていった時代。大食漢で知られるバルザックの小説の食の場面を通して、当時の社会・風俗を読み解く。時代と人間を「食」から解き明かす1冊。2013/03/13

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