出版社内容情報
パリが美食の中心となっていった19世紀、大食漢で知られるバルザックの小説の食の場面を通して、当時の社会・風俗をよみとく。
【著者紹介】
歴史家、伝記作家。1935年パリ生まれ。19世紀の作家アストルフ・ド・キュスティーヌの伝記で、1996年にゴンクール伝記賞を受賞。代表作に「モスクワのナポレオン」「プルーストの書斎」など。
内容説明
誠実、臆病、傲漫、吝嗇―食卓は人間の性格がもっともよくあらわれる場。特異な大食漢バルザックの小説を「食」から読みとく。
目次
第1章 バルザックの食卓
第2章 レストランの食卓
第3章 宴の食卓
第4章 家庭の食卓
第5章 吝嗇の食卓と食道楽の食卓
第6章 女たちと食卓
著者等紹介
ミュルシュタイン,アンカ[ミュルシュタイン,アンカ][Muhlstein,Anka]
伝記作家。1935年、パリ生まれ。現在は夫である作家のルイス・ベグリーと共にニューヨークに住む。『ジェームズ・ド・ロスチャイルド』(1982年刊)や『カヴリエ・ド・ラ・サール―アメリカをルイ14世に捧げた男』(1992年刊)でアカデミー・フランセーズ賞を受賞しているほか『アストルフ・ド・キュスティーヌ1790‐1857』(1996年刊)でゴンクール賞伝記部門を受賞
塩谷祐人[エンヤマサト]
明治学院大学非常勤講師。明治学院大学大学院博士後期課程満期退学。パリ第七大学博士課程に留学。専門はフランス現代文学・亡命文学(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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