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マティス―知られざる生涯

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  • サイズ A5判/ページ数 465,/高さ 22cm
  • 商品コード 9784560082089
  • NDC分類 723.35
  • Cコード C0071

出版社内容情報

絵画の歴史を塗り替えた一人の芸術家の人生の謎と創作の裏側が、貴重な未公開資料と証言によって初めて明かされる。

【著者紹介】
1940年生まれ。イギリスの伝記作家。コンプトン=バーネットの評伝でダフ・クーパー賞など多数受賞。1998年、マティス伝の第一巻The Unknown Matisse を刊行、ニューヨーク・タイムズの同年度ベスト10に選ばれる。第二巻のMatisse the Masterは、2005年度ロサンゼルス・タイムズの伝記賞および2006年度ウィットブレット賞を受賞。本書は、この二冊を一巻にまとめたMatisse the Lifeの邦訳である。

内容説明

家族や友人との書簡、同時代の証言、回想、インタビューなど、貴重な新資料を駆使し、絵画の歴史を塗り替えた巨匠の全貌に迫る。評伝の決定版、待望の邦訳。

目次

第1部 北の男(囚われ人(一八六九‐九一年)
逃亡(一八九一‐九七年)
南の啓示(一八九八‐一九〇二年)
暗黒時代(一九〇二‐〇四年)
野獣(一九〇五‐〇七年)
最も偉大な近代人(一九〇七‐〇九年)
東方への目覚め(一九一〇‐一一年)
ヘンリー・ヘアマットレス(一九一二‐一四年)
開かれた窓(一九一四‐一八年))
第2部 南の画家(プロムナード・デザングレの隠者(一九一九‐二二年)
老いた隠遁者(一九二三‐二八年)
南太平洋へ(一九二九‐三三年)
盲目の巨人(一九三四‐三九年)
蘇った男(一九三九‐四五年)
老いた魔術師(一九四五‐五四年))

著者等紹介

スパーリング,ヒラリー[スパーリング,ヒラリー][Spurling,Hilary]
1940年生まれ。イギリスの伝記作家、ジャーナリスト。オクスフォード大学サマーヴィル・カレッジで学ぶ。1964年から70年まで「スペクテイター」誌で演劇および文芸の担当編集者を務める。その後、「オブザーヴァー」紙と「デイリー・テレグラフ」紙に定期的に書評を寄稿。1974年と84年に二巻本として刊行された女流作家I・コンプトン=バーネットの評伝でダフ・クーパー賞などを受賞。1998年、アンリ・マティスの前半生を描いたThe Unknown Matisseを刊行、同年の「ニューヨーク・タイムズ」年間ベスト10に選出

野中邦子[ノナカクニコ]
1950年生まれ。多摩美術大学絵画科卒業。翻訳家(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

わんこのしっぽ

18
sibarinさん、お薦めで手に取ってみました。読み応えたっぷり!途中挫けそうになるくらいの本。(^▽^;)でも垣間見られるマティスの絵画に対しての、純粋な姿勢に魅入られ読了。絵画が最優先のマティス。そのマティスを支持し支援する人々。けれど名声が高まれば高まるほど、色んな思惑が入り乱れる…。けれど画家は歩みを止めない。自分の到達点をひたすら目指す。絵画を鑑賞する時、画家が生きた時代背景を知ることが大事だと再認識させてくれる作品でした。そしてマティスとピカソの二人の関係に関しての本を読みたくなった。2013/05/25

s

3
遺族の許可の元、故人の手紙など事実を深く掘り下げ書かれた伝記。マティス一家の点と線が繋がって行く貴重な一冊。なんて不器用な人なんだと、けれど誰より気高い生き方に圧倒されます。物凄く強い。もう引退知らずのアスリート。けれど登場する様々な人間模様の中、誰よりも心に残ったのは晩年のマティスと運命を共にした秘書のリディア。誰よりもリディアが心に残る。魂には質がある。それが同じくらいの所に人が寄り添えたなら、生きたいように生きられるのかもしれない。後書きには伝記とは結局人間関係に尽きると。ほんとにほんと。2015/05/22

merci

2
☆☆☆マティスの手記や手紙のやり取りからマティスの生涯を浮き彫りにする大作。2023/08/09

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