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ピュタゴラスの音楽

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  • サイズ B6判/ページ数 456,/高さ 20cm
  • 商品コード 9784560081631
  • NDC分類 131.1
  • Cコード C0041

出版社内容情報

「ピュタゴラスの定理」で知られる紀元前6世紀のギリシアの賢人。その数奇に満ちた生涯を辿り、人類の思考を導いてきた自然の原理と現在に至るまでの思想の継承史を明らかにする。

内容説明

25世紀に及ぶピュタゴラスの影響を壮大なスケールで描く。「ピュタゴラスの定理」で知られる紀元前6世紀のギリシアの賢人。その数奇に満ちた生涯と、現在に至るまでの思想の継承史を明らかにする。

目次

第1部 紀元前六世紀(伝説と史実の狭間で;長い髪のサモス人―紀元前六世紀;ギリシアのしきたりとはまったく異なる―紀元前六世紀 ほか)
第2部 紀元前五世紀‐紀元七世紀(ピュタゴラス派のピロラオスの著書―紀元前五世紀;プラトンによるピュタゴラスの探求―紀元前四世紀;古代の人々、私たちよりも優れていて、神々のより近くで暮らしていた人々がこの言葉を残してくれた―紀元前四世紀 ほか)
第3部 八‐二十一世紀(「巨人たちの肩に乗った小人」中世におけるピュタゴラス―八世紀‐十四世紀;自然が最も素晴らしく完璧な姿を見せるもの―十四‐十六世紀;「そのとき、夜明けの星はこぞって喜び歌い」ヨハネス・ケプラー―十六世紀と十七世紀 ほか)

著者等紹介

ファーガソン,キティ[ファーガソン,キティ][Ferguson,Kitty]
1941年、アメリカのテキサス州生まれ。ジュリアード音楽院で学び、プロの音楽家として20年ほど活躍した後、サイエンスライターとして執筆を開始

柴田裕之[シバタヤスシ]
翻訳家。早稲田大学・Earlham College卒業(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

兎乃

34
再読 / 25世紀という時を経て 今尚 影響を与え続けるピュタゴラス。秘する調和。永遠に手にできない ヒトが 掌から 指の隙間から ヒトだから 白昼夢のように スルリと 溢れる 調和 親和 オトに宿る 神話 秩序 星々の 呼吸。2015/11/15

メルセ・ひすい

3
竪琴=リラをかき鳴らし、なぜ美しい音を立てる弦の長さの組み合わせもあれば、そうでもない組み合わせもあるのかを考えているうちに、ピュタゴラス(あるいは彼に励まされ、触発された人々)は気づいた。リラの弦の長さと音の聞こえ方の関係は、けっしてでたらめなものでも偶然の産物でもないのだ。音のハーモニーの根底を成す比はみな、実に単純な規則に基づいている。驚くべき閃きの瞬間が訪れ、ピュタゴラス派の人々は、一見すると多様で混沌とした自然がその裏にパターンと秩序を秘めていること、※2011/11/29

メルセ・ひすい

3
15-90 ★5 必読書 ガリレオっ「科学」とは、「目の前にある巨大な書物、それは宇宙のなか…」に見出される…その言葉 言語が「数学」である。出ましたっ、聖書新約…「ヨハネによる福音書」巻頭!「初めに言コトバがあった」で始るのである。そうそうやはり「ロゴス」…古代ギリシャの天才群…創始ソクラテス、プラトン…そして、ピュタゴラス派の視点、「ピュタゴラスの定理」で知られる紀元前6世紀のギリシアの賢人。その数奇に満ちた生涯と、現在に至るまでの思想の継承史を明らかにする。25世紀に及ぶピュタゴラスの影響を壮大な2011/10/18

せなななせ

0
必要なところをかいつまんで読んだ後、訳者あとがきを読むと、面白い記述。筆者は哲学の専門家ではないので(確か音楽畑)、哲学者では書けないような発想や視点で書ける、というところ。人文学に限ったことではないが、専門性と非専門性による、利点と弊害が生じうる可能性は、読者として気にしておかなければならないなあ。2014/01/11

Rollin'

0
ピュタゴラスの思想は後世の科学者や哲学者に大きな影響を与えているのに、はっきりとしたことはなにもわかっていない。しかし、「万物には数がある」ということを音楽により発見したということは真実のようだ。この数と音の調和(比)をいう考えが、古代から現代にいたるまで、非常に大きな影響を与えており、無意識のうちに僕らの世界観の根本となっている。科学の進歩を促してきたのは数による調和という根拠のない信念だったかもしれないが、その結果が人間社会を豊かにしていることは何か神秘的な感じがする。本当に様々な事を考えさせられた。2012/06/19

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