偽りの来歴―20世紀最大の絵画詐欺事件

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偽りの来歴―20世紀最大の絵画詐欺事件

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  • サイズ B6判/ページ数 344,/高さ 20cm
  • 商品コード 9784560081617
  • NDC分類 706.7
  • Cコード C0071

出版社内容情報

来歴さえ整っていれば売買は成立する──このレトリックを知った詐欺師は、おそるべき方法で来歴を捏造し贋作に添えた。世界中の美術市場を混乱させた事件を追うドキュメンタリー。

内容説明

来歴さえあれば、たとえ贋作でも「ほんもの」になる。詐欺師は驚くべき方法で美術史を捏造した。美術界を震憾させた事件を追うドキュメンタリー。

目次

「いいマティスが一点ほしいのだが」
狂乱する美術市場
絵を売る商売
一線を越える
奇妙な“ド・スタール”
自分自身を創った男
ICAへのアプローチ
“ジャコメッティ”を描く
来歴の捏造
拡大する詐欺事業〔ほか〕

著者等紹介

ソールズベリー,レニー[ソールズベリー,レニー][Salisbury,Laney]
ノンフィクション・ジャーナリスト。コロンビア大学ジャーナリズム学部を卒業後、ロイターやAP通信の特派員としてアフリカや中東、またニューヨーク発の記事を担当。2003年に発表した、アラスカを舞台としたノンフィクション『ユーコンの疾走』(ゲイ・ソールズベリーとの共著、翻訳は光文社刊)は、現在映画化が進められている。夫アリー・スジョ亡きあと、一人娘とともにニューヨーク州に在住

スジョ,アリー[スジョ,アリー][Sujo,Aly]
ノンフィクション・ジャーナリスト。ニューヨークの画廊主の家庭に生まれ、ロイターやAP通信、ニューヨーク・デイリー・ニューズ紙の記者として、主にアートやエンターテイメント、海外ニュースを担当したが、2008年10月、『偽りの来歴―20世紀最大の絵画詐欺事件』脱稿後、刊行を待たずして没

中山ゆかり[ナカヤマユカリ]
翻訳家。慶應義塾大学法学部卒業。英国イースト・アングリア大学にて、美術・建築史学科大学院ディプロマ取得(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

メタボン

24
☆☆☆☆ 史上最大の贋作事件を丹念に追った労作。登場人物が多く、人物の関係を把握するのに骨が折れたが、美術業界の裏側が見れて面白かった。ドゥリューのすらすらと出て来る詭弁には舌を巻く。虚言癖というのは立派な精神異常・病気なのであろう。映画にしたらヒットするに違いないと思った。2015/09/01

tom

13
絵画偽造の実話。そこそこの評判を取るスリラーよりもはるかにドキドキする面白本。主人公のドゥリューは、実に見事な作話の天才。偽造した絵画を売ることで利益を得ることよりもむしろ、自分の天才的能力で人をだますことに喜びを感じる人物。同時並行でとんでもない謀略話をいくつも産みだすことができる。話が大きくなればなるほど、賢い人たちがころりとだまされてしまう。ときどき新聞を賑わす巨額詐欺事件なんてのも、主人公ドゥリューと同じような人間(犯罪者)がからんでいるんだろう。とにかく久しぶりの面白本でした。2012/07/29

星落秋風五丈原

8
どのようにして贋作が受け入れられる大きなポイントが絵の来歴。「どのような美術館に置かれてきたのか」という絵の履歴書みたいなものですね。美術館関係者は絵の質よりも経歴を重視したがために、贋作を見抜けなかったのです。権威主義的な美術の権威者を嗤っているような感じもあります。人を食ったようなドゥリューのキャラクターがどうにも魅力的。映画化すると曲者役者がこぞって演じたがるような多面性野持ち主。他罰型で他人の人生を破滅に追いやることに、良心の呵責を何ら感じていない。こんな人と出逢ってしまったら運命狂わされる。2011/10/29

umeko

7
美術品は定規で測るように、その価値をはかれないからこその「来歴」なのですね。贋作詐欺は、美術品そのものの真の価値が歪められるようで、その爪痕は深いように感じました。しれにしても、全てを飲み込む様な勢いの詐欺には驚きでした。面白かったです。 2011/12/16

縄文会議

6
「事実は小説より奇なり」という言葉を思い出した。イギリスで実際に起こった絵画詐欺事件のノンフィクション。賢く巧妙な犯人と、贋作にや犯人に違和感を持つ人。スリリングな展開に夢中になっていたが、どんどん犯人が常軌を逸していき、後半はドゥリューの病的な虚言に圧倒された。やばすぎる…マイアットの運命の帰着もすごい。贋作の対象になったのが20世紀の現代アートの画家で知らない人も多くネットでその絵を見ながら読んだ。すごい本でした。2024/04/01

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