病める舞姫 (限定復刻版)

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病める舞姫 (限定復刻版)

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  • サイズ A5判/ページ数 232p/高さ 23cm
  • 商品コード 9784560081235
  • NDC分類 913.6
  • Cコード C0095

出版社内容情報

暗黒舞踏の創始者による自叙伝。豊かな感性が屈曲と変節を重ねながら自らの肉体と同化していく様を、舞台の感動とともに甦らせる。

内容説明

豊かな感性が屈曲と変節を重ねながら自らの肉体と同化していく様を、記憶の彼岸に佇んでいた舞台の感動ととに甦らせる。暗黒舞踏の創始者による、シュルレアリスムとしての自叙伝。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

兎乃

32
本書の連載が始まった頃には 既に舞台には立っていなかったらしい。連載開始の翌年、磯崎新氏と武満徹氏からの招待にも応えていない(パリの“間”展)。57歳で逝去。冒頭“そうらみろや、”。そう言われても、空調が程良い四角い部屋で、表向きにはさっぱりと小綺麗になった通りで、すっかり馬鹿になっている自分が写っていて心細い 恥ずかしい。こんな本読むんじゃなかった、そしてこの本を読んでよかった。蠢いて 蠢く 黒と白 “舞”、足の裏に感じる 確かなる土。2015/07/13

T.Y.

6
「私は雪にしょっちゅう食べられかかっていたし、秋になれば、ばったにも噛まれた」…暗黒舞踏の創始者・土方巽による、自伝的な形を取ったシュールな何か。破格の表現で全てが異様な蠢き方をしつつ、土方の生まれ育った秋田の田舎の匂いが確かに感じられ、生理的に訴える身体性の描写の数々と、最後が黒マントと白マントの二人の怪人の踊りに関する会話で終わっている辺り、確かに土方の舞踏に対する考えを表明しているのが分かる。いやもう何だか凄いものを読んでしまった。2015/05/25

保山ひャン

2
澁澤龍彦流に言う「暗黒舞踊」の土方巽の、おそらくは自伝的1冊。「舞踏」でなく「舞踊」なのは、土方巽本人の言葉によっている。とにかく、今まで聞いたこともないような比喩で全てが語られる。万物の再解釈というより、これは新たな創世記なのだろう。幼少期の空想と比喩の嵐の後、最終章では、白マントと黒マントによる舞踊論的会話もある。「毛穴ふさいで冷えたまんま、まわりと何の縁故もなくなってしまうのがおどりのコツだよ」とか「あなたのおどりは、ほかになにもいらないと言いたげにそよ風が戯れ過ぎる」とか!2014/12/22

なる

1
暗黒舞踏の分野では大野一雄と並ぶ両巨頭の、おそらく自伝的な小説。なのだが文章が独特で奇異で面白い。土の匂いが鬱蒼とするような感覚がする。「からだから抽斗がぞろぞろと出て行って、歩くなどということに、私が疑いを持ち始めた頃、なにかにつけてまるっきりわけのわからない涙が出てきていた。」ー表現方法が面白くて一時期使っていた。

ぷほは

1
「媒介のない欠けたからだ」。河本英夫のオートポイエーシス関連の本でたびたび紹介されていたため、購読。オートポイエーシスはチリの生理学者によって生み出されたシステム論で、社会学ではルーマンが80年代から自身のシステム論に大幅に組み入れたことで有名だが、その内実はいくら読んでもわかった気になれない、なんとも異形の理論だった。土方の文体を味わい、システムのポイントとして、自己言及性と「システムには入力も出力もない」ということの意味が少しだけ掴めたような気がしている。からだのようなからだのことば、そのおどり。2015/09/12

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