白水Uブックス
イーハトーボゆき軽便鉄道

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  • サイズ B40判/ページ数 253p/高さ 18cm
  • 商品コード 9784560073636
  • NDC分類 910.268
  • Cコード C0295

内容説明

『セロ弾きのゴーシュ』『注文の多い料理店』『風の又三郎』『銀河鉄道の夜』など、世代を問わず、いまでも変わらぬ人気を博している宮沢賢治の世界。その賢治の童話38篇を、独特の切り口と解釈で読み解いた斬新なエッセイ集。いざ、イーハトーボ探索の旅へ、出発。

目次

来なかったはがきの謎―『どんぐりと山猫』
空白の六日間の謎―『セロ弾きのゴーシュ』
振り返った世界―『注文の多い料理店』
語られなかった事実―『オツベルと象』
順おくりの不幸―『なめとこ山の熊』
失われた十枚の幻燈―『やまなし』
後方の疑惑との闘い―『北守将軍と三人兄弟の医者』
批評しない批評―『洞熊学校を卒業した三人』
小さな組織の力学―『猫の事務所』
不条理の団長―『カイロ団長』〔ほか〕

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

あきあかね

25
 宮沢賢治の心象の中に存在した理想郷「イーハトーボ」。本書は40近くの賢治童話を深く掘り下げ、「イーハトーボ」の世界を垣間見せてくれる。 その読み方が独特なのは、細部に目を向けている点。注意していないと読み飛ばしてしまいそうな細部から、物語全体の解釈につながる深い読みを提示する。 『セロ弾きのゴーシュ』の空白の六日間の謎からゴーシュの音楽に対する純粋さを、『どんぐりと山猫』の山猫から送られて来なくなった葉書きの謎から山猫と一郎少年との根本的な差異を、『オツベルと象』の悲惨な境遇から助けられた白象の⇒2019/08/25

Satou Mayu

2
宮沢賢治の作品をちゃんと読んでからもう一回読みたいって感じ2015/04/09

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