出版社内容情報
国際化の時代を迎えた文学研究のために！ M-F.ギュイヤールの『比較文学』を発展させ、ボルヘス的思考や周辺文学をも視野に入れ、よりグローバルに一般文学や比較文化を論じる。 【目次】 第一章 定義／第二章 外国の作品 外国の／国民の／平俗な／・翻訳と翻訳されたテキスト・言語学の場、文化の場・講義についての比較文学者の構想は？／第三章 比較文学者の史料編纂の問題点 基本的な方法論の選択・ジャンルの歴史・文学的潮流・影響から受容へ・仲介者たち／第四章 神話文学 専門用語・研究手段・研究の展望／第五章 芸術的形式、文学の境界 文学とパラリテラチャー・文学と非言語的芸術、一般的諸問題・文学と視覚芸術・文学と音楽・総合芸術か？／第六章 比較詩学へ向かって？ 《テキスト》の観念への比較文学的アプローチ・束縛、恒常、不変・比較詩学といくつかの問題／結語 一つの学問の未来
内容説明
比較文学概論の先駆的著作として本文庫からかつて刊行されていた『比較文学』の方法論を、本書はさらに発展させ、ボルヘス的思考や周辺文学をも視野に入れながら、よりグローバルな見地に立って、一般文学や比較文化を論考してゆく。文学研究が国際化の時代を迎えたいま、比較文学者に必携のガイドブック。
目次
第１章 定義
第２章 外国の作品
第３章 比較文学者の史料編纂の問題点
第４章 神話文学
第５章 芸術的形式、文学の境界
第６章 比較詩学へ向かって？
結語 一つの学問の未来
著者等紹介
福田陸太郎［フクダリクタロウ］
１９１６年生まれ。１９４０年東京文理大卒。英米文学・比較文学専攻。東京教育大学名誉教授。日本比較文学会元会長。近代語学文学国際連合名誉会長
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