出版社内容情報
ボードレールによって命名された「現代性」という概念は、単に詩の領域だけでなく、現代そのものの本質と深くかかわっている。その現代性が詩人のなかで形成され、実践されていく過程を、評論、韻文詩、散文詩の三分野を通じて精密に跡づける。創作のダイナミズムをも視野に入れて論じた刺激的な一冊。
内容説明
ボードレールによって命名された「現代性」という概念は、単に詩の領域だけでなく、現代そのものの本質と深く関わっている。その現代性が詩人のなかで形成され、実践されていく過程を、評論、韻文詩、散文詩の三分野を通じて精密に跡づけ、創作のダイナミズムをも視野に入れて論じた刺激的な一冊。
目次
第1章 伝記の指標
第2章 批評と現代性
第3章 『悪の花』の道程
第4章 『悪の花』の詩学
第5章 『パリの憂鬱』の散文
第6章 遺産と影響